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気がつけば朝だった。
ご主人様は優しくしてくれるから、体の所々は痛いけど、腰とかは痛くないし軽い痛みだ。
仕事をしなければいけない。
「な、んだ?起きたのか?銀…」
「はい。執事として動かなければ」
「もっとゆっくりすればいいだろ?体大丈夫か?」
「ありがとうございます」
転々と散らばった服を着て立ち上がろとすると、ポケットに何かを感じた。
あっ、
「ご主人様」
「なんだ?」
それを、断られたくない。
無理やりに手を掴んで握らせた。
「俺、昨日食べようと思ってポケットに入れたままでした。チョコレート…。自分で食べる用に買ったんですけど………良かったらどうぞ」
「へ?」
「まぁ、男からもらうのもあれですが。俺のだったらコンビニのやつだし信用できるでしょ?」
コンビニで100円くらいのチョコだった。
でも ご主人様は 笑って、
「ありがとよ」
と言ってくれた。
あぁ、やっぱり その笑顔が一番好きかも。
というより、
全部好き。
end
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ばれんたいん文です…
甘くなりました(>_<)
よいバレンタインを!!
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