U
なぜか 今日のご主人様は不機嫌だ。バレンタインのパーティーをしてる時はそうでもなかったのに…… 沢山のチョコレートを見た途端、不機嫌になった。
ご主人様に チョコレートを運ぶように命令され、部屋に入ると不機嫌そうにベッドに座り、「こっち来て 下だけ脱げ」と言われた。
これから何をされるか大体わかる。断ったらロクなことにならない。
だから素直に頷いて近づいた。
ズボンのベルトを外す手がガタガタと震える。
「情けねーなぁ…早く脱げよ」
ご主人様はベッドから立ち上がり素早く俺のベルトを解くと、ズボンと下着を一気に下ろして、俺の身体をベッドに押し倒した。
「…何をそんなに怒っていらっしゃるのですか?」
「…………なんでだと思う?」
なんでって…わからないから質問したんだけど……
床に置いたチョコレートはすごい量だ。
「こんな大量に食べられるわけないから?」
「はぁー…」
「じゃぁ……甘い物があんまり好きでないから?」
「………」
これも違うみたいだ。
「じゃぁどうして……?」
答えてくれない。
かわりに だんだんとご主人様の顔が近づいてきて、唇を塞がれた。
深くて甘いキス。
くちゅくちゅといやらしい音を立てながら 舌に吸い付かれたりされて、自然と身体がビクリと跳ねる。
「ふ、…ん、…ん、…ぁ…」
するりと伸びるご主人様の手が、俺のネクタイを解き、スーツのボタンを外していく。
自身が反応してイヤでも完勃ちしてしまう。
恥ずかしくなって、力が入らない右手で必死にシャツを伸ばして隠して、角度を変えてキスをしようとするご主人様の口を 左手で抑えた。
整わない息。
「、んっ……これ、以上は…おかしくなるので……やめてください……」
「ばーか。おかしくしようとしてんだよ」
「ご主人様のは度が過ぎます…」
「でも、好きだろ?酷くされるの」
ニヤリと笑うご主人様。
今のように鬼畜に笑うご主人様の表情、
クセになる。
欲しがりになっちゃう。
「す…き…」
「なら来いよ。朝ヤったから大丈夫だろ?自分で腰下ろして入れろ。酷くしてやるから…」
俺の上からどいて、ベッドの上に座り、膝を叩くご主人様はちょっと可愛い。
ご主人様の首にしがみついて、言われた通りに腰を下ろしていく。
キスの時にボタンが外されたシャツが少し邪魔だ。
「んっ…、ぁあッ……っ……」
ご主人様の肉棒が、中を満たしていって足に力がはいらない。
「クッ…、も、と…腰…下ろせよっ」
ピチャピチャとご主人様の舌が耳を犯しながら下から突かれると、もう耐えられなくてガクリと座り込んだ。
「っぁッーーーーーー」
重力に任せてご主人様のが入ってくる。
いっぱいいっぱいに中を広げられて、いいところに当たるもんだから 同時にイってしまった。
中にも暑いものが注がれて、ご主人様も良かったんだと嬉しくなる。
【次#】
←