V




ー銀時sideー


ヤバい。


いつも部活で帰りが遅く、家事を1つもやらない十四郎に家事をやらせよう。と思って起こした行動。


つまり 骨なんか折れてない。


両手とか普通の生活してたら折れないってυ


家事をさせる目的しか見えず、風呂のことを考えてなかった。


兄弟とはいえ、裸を見られるのは恥ずかしい。


「座れよ、体洗うから」


「…… あのさ……せめて腰にタオルくらい巻いてくれても…」


「どうせ洗うんだから意味ねーだろ」


「えっ?洗うって…ナニを?」


十四郎は ボディソープを手に垂らし、俺の自身に触れるか触れないかの位置で手を止める。


「半分勃起させといてよく言うぜ」


「っ/////」


「そういう気分?」


十四郎っていつもこんなだっけ? 耳元で囁くように言われて、体がぶるりと震えた。


「そんなんじゃ、ねーよ! 最近抜いてないだけだし」


「ククっ… そうかよ。」


ヤバい。はじめて十四郎の笑顔に危険を感じる。


ボディソープでヌメル十四郎の手が俺の自身をそっと包む。


「…はっ………」


ぬちゅっ


「溜まってんだろ? 抜いてやるよ」


「や、だっ…」


ぬちゅっ、ぬちゅっ


「ん、ふっ……と、しろっ」


なんか上手い。ボディソープでよく滑るからか?

ヤバい。


「やだっ、って…言ってんだろ、が!」


弟の手でイってたまるか。


包帯を巻いた両手で十四郎の手を掴むと 大して力を入れなくても、ビックリした十四郎は手を止めた。


「お前… 手……」


「悪い… 折れてねーんだ。」


悪かった。悪かったけど、家事すンげー大変なんだよ? たまにはいいじゃん…


「……………じゃぁ…これ、いらねーな」


「あ?、あぁ」


怒ったかな?


十四郎は 両手の包帯をゆっくりと外していく


「ごめんな。十四郎…」


「………………」


なんかしゃべれよ…。

完全に怒ったか?


「じゃ、俺…出るわ。手、大丈夫だし」


気まずいからさっさと出よう。
なんかものすごい罪悪感。


しかし、俺が風呂場から出ようとドアに手をかけると、腕を掴まれた。


「まぁ、待てよ」


そのまま一気に引き寄せられて 十四郎の胸に受け止められる。


「//な、に」


「散々やっといて そりゃねーよ」


「?」


また十四郎が 怪しく笑った。







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