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両手…… 両手…… どう考えてもおいしい状況。
「兄貴、風呂入れたから入るぞ」
「え?俺、手が…」
「だから、一緒に入るんだよ!洗ってやるから」
「え!? いいよ、1日ぐれー入んなくても 死にゃぁしねーよ」
「今日は良くても、明日はどうすんだ?直ぐ治るわけじゃねーだろ?」
「ぁーあれだ!!明日仙豆を食べるから!」
「仙豆なんてどこにあんだよ!!いいからおとなしくしろ!!」
睨んでやると 「わかったよ…」といい、ぶつぶつ言いながら素直に服を脱がされる兄貴。
白い肌。
吸い付きたいほど。
「あっ!!十四郎っ」
「?」
「あの、さ…。あれ…下は脱がさなくていいから」
身に纏うものがトランクスだけの状態で俺から目をそらす。
「は?なに言ってんだ、パンツ履いたまま入ろうってか?バカ言うな」
「だって…」
察しろよ、と言いたげな目。
兄弟と言えど恥ずかしいのか。
本当に可愛いな…
脱がしてみれば 果実のような兄貴のが顔をだす。
「………」
「////// あんま見んじゃねーよ!!」
「あぁ、入るか」
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