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翌日俺は 朝早めに学校へ行った。



そういえば 聞くって……

なんて聞けばいいのかな…?


ーーーダダダダ


「坂田!!」


あっ、グッドタイミング?


土方先生が 俺の所へ走ってきた。


「坂田、昨日のことなんだけどなぁ……… 俺、昨日お前に変なことしなかったか?」


昨日?


「?…… どういうこと?」

「いや、昨日の放課後 お前に放送した後、…… 科学部の生徒に 妙な薬飲まされて…… 気がついたら家だったんだ。でも、少しだけ お前に昨日、生徒指導室で会った記憶もある」



なんだ?


「なぁ、昨日俺なんかしたか?」







なにそれ、




昨日のは その薬のせい?









確かに おかしかった。








「なにも……して、ないよ」







それは




「好き」って言ってくれた言葉も 気持ちも、すべてが…………








その薬のせいだったってこと。




先生の本心じゃない。








そういうこと。





「坂田?どうした?顔色悪いぞ」

「あぁ、先生、今日やっぱ調子悪いから、早退するわ。さいなら〜」







人間こんなに気持ちが真っ暗になることあるんだね。






俺、バカだな。


先生が 俺なんか好きなわけないじゃん。


本当に、バカだ。










つづく



ちょっと 拍手文と似ましたorz
続きます。





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