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「なんでこーなるの?」
酒を飲んでたのは覚えてる。オヤジに2階の部屋を借りたのも覚えてる。
でも、土方がなぜ隣で寝てるのかがわからない。
幸い、服は着てるし 体痛くないからヤってはいないと思う。
「ちっ、寝てる時でも綺麗な顔してらぁ……」
女たちが騒ぐわけだよ…
「っーー、オラ、起きろマヨラー!!」
よっこいしょ、と立ち上がって 土方を蹴り起こしてやった。
面倒だから コイツとは関わりたくない。
余裕がなくなる。
はやく部屋から出たい。ドアに手をかける。
「じゃっ、俺帰るわ」
「待てよ」
「!?」
いつの間にか土方が俺の後ろに来てて、腕を掴まれた。
「っー… 離せよ」
「好きなんだ…」
「だから…冗談は…」
「冗談でこんなこと言えるかよ」
そう言うと、土方は俺の体に腕を絡めて 後ろから抱き寄せてきた。
伝わる体温。
心臓がヤバい。
「///// 離せって」
「お前はどう思うんだ?」
どうって……
くそっ、人の気持ちも知らないくせに…
「……お前も… そう言っておいて…… いつかいなくなるんだろ…?」
高杉みたいに…
「銀時?」
「これ以上、好きにさせるなよ… 俺は… お前にいなくなって欲しくない…。離せ…」
「………、銀時… お前は俺を見て、誰を見てる?」
「は?」
「死ぬまで お前の前からいなくなったりしねーよ…」
土方の抱き締める力が強くなった。
「痛いよ…腕…」
「気のせいだ」
「土方…」
「あぁ?」
「…… 好きになっても……いいの?」
「当たり前だろ…バーカ」
なんなんだよ… こいつは……
「やっぱり痛いよ… 土方…」
なんでこいつは…… こんなにも俺を変えるんだ?
なんで お前の色に塗り替えるんだ?
「いてぇな…ちくしょー…」
涙があふれて視界が悪い。
この涙の理由を、痛みのせいにしたいけど… 多分、嬉しいから。
まぁ、教えてやらないけど。
ここまで好きにさせたんだから…
最後まで 一緒にいろよ?土方。
end
朧月夜様へ 感謝御礼小説でした!!m(__)m 土銀で甘いものというリクエストでしたが… どうですか?(w_-;) 甘い小説はなかなか難しい… 短い上に よくわからなくてすいませんm(__)m
朧月夜様、この度は 相互リンク、小説をありがとうございました! よろしければ お持ち帰りくださいm(__)m
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