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夜になり、部屋で 銀時が熟睡するまで膝をつき、見つめる執事土方。



今までの執事たちはこんなことなかった。寝苦しい。



銀時は口を開いた



「あんたさぁ…… 俺みたいなもんに気ィつかうのやめたら?」


「…… どういうことでしょうか?」


いきなりの問いにも 驚くことなく 銀時の話を聞く土方


「だからさぁ… 執事だけど 無理に自分をつくってまで接しなくていいっていうか………」


「…… 私が… ご主人様に無理をしていると?…そんなことは……申し訳ありません…不快な思いをさせてしまいましたか…」


「だぁーかーら!!!!!!!そういうの慣れないんだよっ!! その『ご主人様』って呼ぶのやめろ!! 普通に銀時とでも呼べばいいの!! しかもあんた年上だろ!? こき使われてイライラしねぇの!?」



「………………………」



あり? なんか…… 怒っちゃった??



怒ったのか 返事に困っているのか…




「ご主人様は…「銀時だ!!」


「……銀時様は…… 私に同等の立場のように接しろとおっしゃるのですか?」






「……あぁ、そうだよ」


「わかりました。……しかし 夜の間だけにしてください。あくまで私は執事です」


「わかった」








今までの執事たちなら、別に夜だけなら 話なんてしなくていい。そう思うのに………



この鋭い瞳に……




なにかにひかれた。











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