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ずっと気になっていた。
何が?
答えは簡単。銀時は俺のことをどう思ってるか、それだけ。
身体だけの関係がつらくなってきて、もっと別の関係になりたかった。だが、告白なんてする勇気はなくて何もしない。
そんな時、総悟があるものを渡してきた。
目を覚まして目の前に一番に見える人間が、そいつにとって一番大切な人間に見える薬。
元々は軽い罪を犯した者に上の人間は誰か知る為に使う薬だった。
それの結果が、これ。
こいつには俺が吉田松陽に見えるらしい。
薬を飲ませてすぐ、銀時は突然酷く怯えた。
怯えて、勝手におとなしくなって。
銀時と一緒にいることができる時間は簡単にとれた。前はあんなに会えなかったのに、桂と高杉の居場所が掴めるかもしれないだの、銀時が案内するかもしれないだのと。
もちろん銀時は桂の居場所も知らないし攘夷活動から手を引いてるのは知ってる。ただの口実。
ただ、苦しめたいのだと思う。
病んでると言われても構わない。
なんでもいい。
このまま、吉田松陽を愛して、夢が覚めた時、苦しめばいい。
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