V




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銀時を押さえつけ、秘部に指を入れて掻き乱す。

暴れていても 前立腺を見つけて触れれば 身体を快楽に痙攣させる。


「すげーな…3本余裕でくわえてんぞ?」


もうそろそろいいか。
指を抜き、勃起した自身を取り出すと、途端に銀時が身をよじらせた。


「のけ…」


先程まで甘い声で喘いでいた男は、虚ろで冷たいような目を向けてきた。
言われた通り身体が動き、銀時はムクリと起き上がった。


「なっ…」


錠でまとめられた手を俺の首へ回し、自ら秘部へ俺のペニスを入れていく。
抵抗していたのに 何故なのか理解できない。


「っ…!狭っ」

「はぁッー…、ん、ん、ぁ…ッあぁぁ、ふ、ぁっ」


自身を押しつぶすのではないかというくらいヤバい締め付けに余裕がなくなる。
我慢できず、下から突き上げようとする前に、銀時が動いた。


「ん、ッあぁ…、っーーーーー」

「ぁッ、っーーーーーーー」


ほぼ同時の射精。

銀時は、ゆっくり息を大きく吐きながら「ん、」とまた甘い声を出して俺の上から離れていった。


こいつ、慣れてるのか?


「お、い…」

「これで……満足?」

「あぁ?」

「なに?抱ければいいんじゃなかったの?」


俺を見ず、コンクリートの壁にすがって向かいの壁を見る。


「お前も…同じだったんだな」


誰とかなんて、解らないけど、解る。


こいつは慣れていたような気がした。

それが本当にそうなら、こいつは俺の他に 自分を襲った連中のことを言っているのだろう。


「銀…」


触れようと伸ばした手は、パチリと弾かれた。


「触んな。これで…もう満足なんだろ?こっから出せ」


これで、満足か。


違う。

俺は、お前をーーーーー。


だが、否定できない。

抱きたかったのは確かだ。

銀時にも、それしか言っていない。


「銀時、俺は…」

「お前も、俺を鬼としてしか見てなかった。お前も、俺が珍しいから手をだした……。殺してーなら殺せばいいだろ…」


違う。


俺は、お前を…


「愛してんだよ」





また、



空気が凍りつく。




「よく、そんな嘘が吐けるな…」



はじめに言った時と同じ。いや、それ以上の恐ろしい目。





「イライラすんだよ!!」




吐き出された言葉が、突き刺さる。





恐ろしい目。





その瞳が、





俺を狂わせる。








いけねぇな…



抱いて手に入るなんて間違ってんだた。











もう、壊すくらいめちゃくちゃにしないといけなかったのか。








完全に、俺無しでは生きていけないくらい。








お前を襲ったやつらが しなかったことをすれば、この気持ちをわかってくれるのか?








「まだ、余裕そうだな」

「いいからこっから出せよ」

「まぁ待てよ。これからじゃねーか」








俺が立ち上がると、出してくれるとでも思ったのか、銀時も立ち上がろうとした。






「まだ、逃がさねえ」






手首の間に繋がる手錠の鎖を地面に向かって引くと、銀時も地面に倒れる。


その隙に、部屋の鍵を開けて外に出て 素早く閉めた。








お前は、俺のだ。








ガンガンと扉を叩く音が聞こえる。







心配しなくても すぐに帰ってくる。




その時は、



必ず俺のものに…。








嗚呼、狂わせる。



続く。

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うぐぐぐぐぐ…

次、銀時side
今度は 激注!






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