誘われるがままに *

2011/01/10 16:33




本当にメモ。
短い中途半端です。



――――――――――


「っ…」

「はっ…ぁあ…!」


気がつけばぞくりした快楽と、自身を締め付けられる感覚がした。

何が起きてるんだろうか。
そんなことはすぐに浮かぶ。酔った勢いで女でも抱いているんだろう。


相当溜まってたのかな…俺も。


あぁ、思い出す度にイライラする。


たった一言、銀色の髪をした男に言われただけで。


「嫌いに決まってんだろ」


いつものように、会った途端喧嘩した。でも、今まで嫌いなんて言われたことはなかった。


いや、知ってるし。しかも俺も嫌いだし。


なのに、なんでこれほどイライラしてるんだろうか。



このまま抱くのも悪くないし、逆に今やめるのは相手にどれだけ悪いか知ってる。
でも 今はそんなこと知らない。


「おい、やめるぞ」


そう言って抜こうとすれば、そいつは荒い息を一時整えて、俺の首に腕を回してきた。


馬鹿な話、その時はじめて気がつく。


「ぎ、銀…」

「ひじかたぁ………っ」

「なんで…」


耳元で直接甘い吐息がかかる。

「ぬ、…くなっ…」

「いっ…」


突然の締め付け。


「ちょっ…と、力抜けっ!」

「む、むりっ……、でか…」


こんな時は女にどうしてたか、ためらいが理性とともに崩れていく。


唇を重ねれば舌を出して自ら舌を絡ませ、乳を吸う赤ん坊のように吸ってくる。

同じように吸ってやれば力を抜いた。


「ぅっ…、お前…」

「うるせ…はやく…うごいて」


今度は誘うような締め付け。


「っ!…お前が悪いんだぞっ、」


誘われるがままに、腰を動かした。







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