「静雄ー、もうあがっていいべ」
「うす、お疲れさました」
俺は仕事が終わってから臨也の住んでいる新宿へ足を運んだ
「ちょっと寒いな」
4月も過ぎたというのに夜は冷え込む
(早く臨也ん家行って暖まろう)
そんな事を考えていたらいつの間にか臨也の家に着いていた
-ぴんぽーん- ミシッ
「あ」
力強く押したのでインターホンが壊れてしまった
(ったく、また弁償かよ…)
今年に入って実に6回目だった
「シズちゃん?今開けるよ」
壊れたインターホンから愛しい人の声が響いた
「おかえり、珍しいじゃん。シズちゃんからこっちに来るの」
「おぅ。なんかよぉ、突然臨也に会いたくなっちまってな」
玄関で靴を脱ぎ、ソファーに座る
「なんでこっ恥ずかしい台詞が普通にはけるのか俺には理解できないよ」
コーヒーを持ってきた臨也は耳まで真っ赤になっていた
「ここ、来いよ」
ソファーから降りた俺はカーペットの上にあぐらで座り、そこに座るよう指示する
「行けばいんだろ、行けば」
俺の上に座る臨也
「…、シズちゃん」
少しの間テレビを見ていると臨也が俺に喋りかけてきた
「なんだ?」
「キスして」
俯きかげんに臨也は言う
「ふっ…んっ…」
向かい合わせる様にしてキスする
「はっ…もっと」
キスを何度も重ねる
そのうちに臨也のソレは主張してきた
「キスだけで勃ったのか」
そう言ってズボンの上から臨也のを触る
「あぅ…ぁっ…も、ベッドいこ…?」
とろんとした目で臨也は呟いた
***
「っ…んぁっ、シズちゃ、もういれて…」
「まだ慣らさねぇと後で後悔すんのは手前だぞ?」
俺はベッドに着くなり臨也の後孔を慣らしはじめた
「あっ…いい、よ…だから、はや、くぅ」
臨也の上目遣いで俺の自身はもう限界だった
「知らねぇぞ」
指を抜き俺のを取り出して一息に突き上げた
「ああぁっ!」
びくびくと臨也は白濁を吐き出す
「手前だけが気持ち良いのは卑怯だろ」
最初はゆっくりと、段々激しく抜き差しを繰り返す
「あんっ…シズちゃ、はげ、しいよぉ…」
「そんな締め付けんな、動けねぇだろっ…」
「だっ、て…ひゃうっ…きも、ち…とこっ…りぃ」
「仕方ねぇだろ、臨也が可愛いんだから、よッ」
臨也が可愛いくて、可愛くて
「い、イっちゃ…ぁあぁあっ!」
「つっ…」
犯して犯して俺だけのモノにしてしまいたくなる
***
「シズちゃん」
布団の中で臨也は俺の名を呼んだ
「なんだ」
「あ、愛してる…からっ」
これだから臨也が好きなのをやめられない
「俺もだ」
END
笹倉様と相互記念の小説です。
甘裏を履き違えた様な気がします…。
こんなのですみません…。
相互有り難うございますっ
笹倉様だけお持ち帰り出来ます。
加筆:20110904.