Kiss or lie | ナノ




kiss or lie




「シーズちゃん」
臨也は静雄に抱きつく
「うぜぇ」
「酷いよっ!なんでそんな事言うのかなぁ?あの時はあんなに…」

振り払われた臨也は懲りずに静雄に迫る
「だあーっ!手前はしつこいんだよ。んでなんだ?」

「ちゅーして」

「やらねぇよ」
即答

「なんでだよー、やってくれたっていいじゃん」
「ぜってーしねぇ」
「ぶー」

ちゅ

それは一瞬の出来事
「なっ!!」
一瞬にして真っ赤になる頬

「してほしかったんだろ?」

べちん
静雄は臨也に頬を叩かれていた

「…はっ?」
「え、エイプリルフールだからっ」

臨也は走って立ち去る
あとに残ったのは意味が分からず混乱している静雄1人



END


加筆:20110904