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o-ni-gi-ri(その1)



 一九九九年四月二四日(土)一四二五時。
 今にも雨が降るのではないかというほどに雲は厚く、空の恵みは半ばほども地上に届かない。
 半ば崩れた建物の残骸が焼け焦げたアスファルトの上に散らばり、ところどころにミサイルやレーザーの着弾跡を示す弾痕やクレーターが穿たれていた。
 かつて営まれていた人間たちの生活を無理やり剥ぎ取られ、墓標のようにうずくまる廃墟の中に、より周囲を圧するように黒くうごめく、赤い瞳を持った存在がいた。
 幻獣。人類の天敵。
 奴らは今日もまた真紅の瞳に無限の憎悪を宿し、人類に対して飽く事なき殺戮と破壊を振りまいていた。
 これほどに暗鬱な空の下、強大な力と対峙しつつ展開する五一二一小隊の姿を見ることが出来る。
 急造の学兵部隊とか何とか言われつつも、いまや九州中部戦線においてその名を轟かすに至った彼らこそは、戦場という狂気、鉄と血の暴虐に立ち向かう数少ない楯であった。

   ***

「二時方向にキメラ、機数三、距離一三〇〇。こちらを指向しています!」
 瀬戸口の報告が指揮車内にこだました。善行は手元のマイクを取り上げると落ち着いた口調で命令する。
「三番機、速水君。二時方向の敵にあたって下さい。一番機、二番機は左翼方向を警戒、順次前進のこと」
『了解!』
 元気な返事とともに、鋼鉄のサムライたちがゆっくりと動き出し――そのうちの一機がすぐに全速力に移行した。これが鈍重なことで有名な複座型かと目を疑いたくなるような素早い機動だ。
「三番機、敵への接近を開始。接触まで四〇秒。……それにしても、いつもながら大したもんだ」
 感嘆とも呆れともつかないような瀬戸口の声に、善行は小さく頷いたが、「作戦中ですよ、今は」と小声で釘を刺すのも忘れなかった。
 瀬戸口は小さく肩をすくめると、再びコンソールに集中した。彼がナビゲートしているのは三番機だけではない。
「一〇時方向にミノタウロス一、ゴブリンリーダー三。距離……」
 ――頼んだぞ坊や、姫さんよ。
 滝川や壬生屋にデータを転送しつつ、瀬戸口は心の中でそっと呟いた。

 わずかな時間の間に、事態は新たな展開を見せていた。
「厚志、キメラの射程内まで後五秒」
「わかった」
 それまで弦を離れた矢のような勢いで直進していた三番機は、レーザーの射程外ギリギリ、キメラが照準を合わせる寸前に突如コースを変更した。
 キメラにしてみれば、まるで目の前から士魂号が消え失せたように思えただろう。三番機を見失ったキメラは擬頭部をあちらこちらと振り回す。
 その間に、速水たちは急角度のジャンプを繰り返しながら、ビルやがれきの陰を巧みに使い射線を遮り続けることに成功していた。
「射撃ポイントまであと七秒、距離三〇〇。舞、準備はいい?」
「任せるがよい。そなたは操縦に専念せよ」
「了解」
 全てを信頼しきった様子で、速水は士魂号を駆り続けた。
 瞬間ビルが途切れ、キメラの醜い姿があらわになる。
 それは同時にこちらも姿をさらしたことになるが、舞の反応の方が数段早かった。
 三番機は火花を散らしながらアスファルトを削り取る勢いで急停止、ジャイアントアサルトの銃口は既にぴたりと合わせられ、ジャイロの助けを借りつつ目標を指向し続けていた。
「テエッ!!」
 自らへの短い号令とともに、舞は軽く一連射をかけた。二〇ミリ高初速徹甲弾がうなりを上げて襲いかかる。
 数発に一発の割合で混ぜられている曳光弾のおかげで、弾道の視認は容易だった。
 機銃弾はねらい過たずに一番手前にいたキメラに集中、これをバラバラに引き裂く。
「ジャンプ!」
 戦果を横目で確認しながら速水は次の行動へと移っていた。
 戦場でボーッと突っ立っているのは愚か者のすることである。戦場で生き残る秘訣はいくつかあるが、この場合はスピードと機動性がカギとなる。
 次のポイントでまた一連射。もう一体が霧散する。残る一体はレーザーを乱射するが、あいにくと見当違いの方向で意味のない破壊を行なうばかりだった。
「厚志、格闘戦モードに移行する。全コントロール任せた」
「了解」
 速水はそう言うと、キメラへの直進コースに乗った。
 たった一体残ったキメラは、仲間の仇を取らんとするかの勢いで擬頭を振り向ける。レーザーの発振子が怪しく輝いたかと思うと、真紅の光芒が四本、まっすぐ三番機に向けて伸びていった。
 とうとう捕まった――と思われたが、レーザーは空しく空を灼いただけだった。
 レーザー発射の瞬間、速水は三番機を宙に踊らせていたのだ。ただし高すぎはしない。遮るもののない空中で的になるのはごめんだった。
 キメラが新たな行動を取れないうちに、三番機はキメラの右前に着地、ジャイアントアサルトを素早くしまい込むと左足につけていた超硬度大太刀を引きはがした。そこから更に腰を落としたまま一歩踏み込み、すれ違いざまに横に構えた刃を一閃させる。
 ぼとり、と寸断されたキメラの頭部が落ちた。
 大勢はこの瞬間に決定したと言っていい。遠距離火力を失った幻獣は損害が大きすぎると判断したのか次々にきびすを返しはじめた。
『俺だ。敵は撤退を開始した。掃討戦に移行せよ』
「了解」
 準竜師の命令を待つまでもなく、士魂号各機は追撃を開始していた。九二ミリライフルの榴弾が、超硬度大太刀が次々に幻獣を捕らえ、引き裂き、打ち倒し、そして体液もろとも霧散させていく。
「勝ちましたね」
 まさにその通りであり、増援もない幻獣にこれを覆す力はもうなかった。

 戦闘終了は、それから一〇分後だった。

   ***

 民間徴用の大型トラックが、次々と尚敬高校の門をくぐる。トラックも、その上に乗る士魂号も泥だらけ、埃だらけではあったが、その姿はどこか誇らしげであった。
 女子高から間借りしている駐車スペースに向けて三台のトラックは次々に滑り込む。
「オーライ、オーライ……ストーップ!」
 規定位置に停車したトラックのまわりで、整備士たちが次々にタイヤにチョーク(車止め)をかませていった。
「タイヤ固定完了、士魂号降車準備よし」
「一番機より順次格納せよ」
 整備士の誘導に従い、一機、また一機とゆっくりとした足取りでハンガーに向かい、順次整備台に固定されていった。
『三番機、降車してください』
「行くよ、舞」
「うむ」
 三番機はひざ立ちの姿勢からゆっくりと立ち上がると、整備台に向けて歩を進めた。
 複座型は単座のそれより図体がでかい分、周囲へと気を使う。うっかりどこかをひっかけて整備士たちに文句を言われるのだけはごめんだった。
「やれやれ、今日もなんとか無事に終わったね。お疲れさま」
「大したことはない。……なんだ、これしきでへたばったか?」
 舞の口調は咎めるようであったが、声色は持ち主を少しだけ裏切っていた。
「ん? いや、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
「べ、別に礼を言われる事などしておらん。私が何でそなたのことなど心配するのだ。べ、別に我がカダヤだから何か言った訳ではない……」
 後半にどでかい墓穴を掘りまくりながら、まるで蚊の鳴くような声でささやく舞の様子を想像し、速水はコックピットの中でにんまりとしていた。
「そういえばさ、舞」
「なっ、なんだ?」
「明日の約束、覚えてる?」
「なっ!」

 ごきん。

 何やら鈍い音がして、同時に何か柔らかい物がどさりとシートに落ち込む音が続いた。
「わっ、ちょ、ちょっと舞、大丈夫?」
 しばらくのたうつ音が聞こえていたが、やがてちょっぴり涙交じりのいらえがあった。
「い。いたた……。や、やかましいっ! だれのせいだと思っている!?」
 頭を押さえつつ舞が声を荒げても、そんな程度では堪えない速水は、
「コックピットの中で立ち上がる方が悪いと思うんだけどなあ……。で、どうなの?」と畳み掛ける。
「ど、どうって……その、デ、デ、ごにょごにょ……」
「ん、なーに?」
「……デ、デェトのことであろう、覚えておる、そう何度も確認するなっ!」
「いいじゃない、恋人同士なんだし」
 さらりと言われたセリフに、まるで火がついたかのように舞の頬が赤くなった。
「あ、厚志っ!」
『ちょっと、二人とも申し訳ないんですけどね、さっさと機体を固定してもらえませんか?』
 皮肉たっぷりな口調で二人とも我に返る。声の主は誘導についていた森のものだった。
 普段はもともと快活な口調の持ち主とは言いがたかったが、今日のそれは冷凍保存でもしていたかというほどに冷えきっている。
 ……まあ、誘導をキッパリ無視して立ち往生されれば誰でもそうなるだろうが。
「あっ! ご、ごめん、すぐ動かすから!」
『それとですね』
 速水の弁明などお構いなしに、森は同じ口調で続けた。
『大事なお話の時は、無線は切った方がいいですよ。念のため言っておきますけど。今の会話ぜーんぶ筒抜けですから』
 一瞬、コックピットが凍りついた。
「……厚志」
「な、何かな?」
 振り向きたくないとは思いつつ、体はあらがうことのできない何物かに操られるようにゆっくりと、しかし確実に動いていた。
 ヘルメットの許す限り視線を後ろに向けると、いつの間にやら立ち上がった舞がどこから取り出したのか手にスパナを握り、背後に黒い炎を宿しているのが確かに見えた。
「ま、舞、まだ移動中にヘルメット取っちゃうのはどうかと思うんだけど……」
 前進が粟立つような思いを抱きながらもそれなりに明るく聞こえる声が出せたのは大したものだが、どうやら無駄な努力だったようだ。
「そなた、全て知っていてやったのか……?」
 水のように平静な、いや静か過ぎる声に、ウォードレスを着ているにもかかわらず、速水の背筋を嫌な汗がだばだばと流れていった。

『わあっ、ごめん、ごめんってば!』
『ええい、このどたわけが! 今日こそその性根を根底から叩きなおしてくれるわ!』
 後はもう、派手な音が聞こえるばかり。
「……何でもいいけど、この後作業あるんだけどな……。馬鹿みたい」
 森は、ちょっとだけうらやましげな口調で言うと、レシーバーを乱暴に放り出した。
 ……かすかに、悲鳴が聞こえたような気がする。

 三番機の収納は、一五分ほど遅れたという。

   ***

 あたりがオレンジから藍色の世界に移行を始めた頃、速水たちは家路のさなかにあった。
 とは言え、並んで歩いてはいるものの、「親密な」とか「甘い」という言葉が嘆きそうな雰囲気ではあった。
「舞〜、いい加減に機嫌直してよ〜」
 語尾がやたら不安定な声が夕闇に消えていく。
「うるさいっ! そもそも全ての原因はそなたであろうが。時と場合を考えろとあれだけ言い聞かせたにも関わらず、まだ分からんのか! おまけに秘密をべらべらと喋りおって……」
 舞は足早に歩きながら、速水を怒鳴りつけた。眉は急角度を向いたまま戻りそうにない。
 先程のを「言い聞かせた」と言い張るのもどうかとは思うのだが。
「秘密って、僕たちが付き合ってること?」
「!! そ、そうだっ!」
 顔を真っ赤にして舞が怒鳴る。
 ――そんなの、とっくにばれてるんだけどな。
「いいじゃない、僕は舞が好きなこと知られたって別に……」
「まだ四の五のぬかす口はこの口か、ん?」
「いひゃひゃひゃひゃ!」
 すべてを言い終える前に、舞はクルリと振り返ったかと思うと瞬時に親指を口に突っ込み、そのまま遠慮なくねじり上げた。
「ま、まひ、やへへっはふぁ!」
 涙交じりで必死に懇願しているようだが、何がなんだかさっぱり分からない。
 なおも舞はしばらくうりうりと弄んでいたが、不意に乱暴に離すと、先に倍しそうな勢いで歩き始めた。
「いたたたた……。ねえ舞、待ってってば!」
 必死で後を追いかけながら謝罪する速水の言葉も右から左のようだ。
「ねえ、舞ったら」
「だめだ。そなたには罰を与える」
 とある四つ角まで来たところで、舞はぴたりと止まると厳しい声で告げた。
「罰?」
「そうだ。ここから一人で帰れ」
「え……」
 速水は一瞬何を言われたのか分からなくて絶句していた。ひょっとしたら脳細胞が理解するのを拒否していたのかもしれない。
 これまではどちらかの家の前まで連れ立って帰り、そこで分かれるのが慣例になっていたから、この言葉は相当ショックだったようだ。
「そんなぁ〜……」
 情けない声を上げた速水はすがるような視線を舞に向けたが、鉄壁の牙城と化した彼女を突き崩すには至らなかった。
「とっとと行かんか!」
 一方の手を腰に当て、もう一方の手でビシッと指差す姿に抵抗の愚を悟ったか、速水は肩を落とすと、とぼとぼと歩き出した。
 それでも諦めきれないのか、数歩進んだところで後ろを振り向くと、
「ねえ、明日は……?」
 と聞いたが、返ってきた返事は「さあな」というつれないものだった。
 速水はがっくりとうなだれると、まるで打ち捨てられた子犬のように、すっかりしおれきった様子でとぼとぼと闇に消えていった。
 舞は、胸に何かがせりあがってくるのを感じ、表情を少しだけ変化させたが、後を追うことはしなかった。
 が、完全に姿が見えなくなってしまうと、大きな、大きな息を吐き――そして、とても小さな声で呟いた。
「自業自得だ。人前であんなことを言うなとあれほど言ったではないか。他の者の前でヘンな顔をするわけにはいかんと、そなたには何度言っても分からないのだな……」
 自分でもきつかったかとは思わないでもない。
 言葉を吐くたびに、心に針が刺さるようではあったが、たまにはこのくらい薬だと、無理やり心の底に押し込んだ。
「厚志……」
 舞は、速水が立ち去った暗闇に最後の一瞥を向けると、唇を微かに動かし、何か言葉を形作った。
「……もう、こんな時間か。急がねばならんな」
 スイッチが切り替わったかのように、再び急ぎ足でスーパーへと向かう。
 明日まで、そう余裕があるわけではないのである。

   ***

 明けて四月二五日(日)、〇五〇〇時。
 昨日とはうってかわって、雲一つない空は藍とも青ともつかぬ色に染まり、今日一日がいい天気であることを告げていた。どこかでスズメが鳴き交わし、朝の清浄な空気の中を流れていく。
 これからすべてがゆっくりと動き出そうとする中で、例外がひとつ。
 某所にて、重要な作戦が遂行中であった。

 炊飯器の蓋を、そっと開ける。
 たちまちに白い湯気と共にあの湿った、重たくも心和む匂いがあたりに立ち込めていくのが分かった。
 中をそっと覗き込むと、飯粒が一粒一粒立ちあがるようにしながら、白い輝きを放っていた。
 舞はわずかに顔をほころばせることで、己のなした成果に満足の意を表した。
 さくさくといった感じで軽く混ぜ、再び蓋をする。
 待つこと数分、再び蓋を開けた時には水分が程よい具合になっていた。
「よし」
 手元に予め用意していたものを引き寄せると、手に水と、ほんの少しの塩をつける。
 とまあ、ここまではいい調子で来ていたのだが……。
 舞はしゃもじを握って御飯をすくい上げると、いささかの躊躇もなく左手によそい返した。
 ほんのりとした温もりが手の平に広がる。
 だが、さて作業開始とばかりに握ろうとしたところ……。
 最初は水のおかげで感じなかった炊き立て御飯の熱があっという間に浸透を開始、戦線を両手の平全域に拡大させた。
「あ、あつっ、あつあつあつ、熱いっ!」
 おとなしく持っているわけにもいかず、さりとて放り出すわけにもいかない二律背反の中、舞は手はおろか顔まで真っ赤にして、可能な限り手に触れないようにしながら握るものだから、まるでお手玉のように飯玉が宙を跳ねること跳ねること。
 まあ、そんなこんなしているうちにようやく温度も下がり、頃合いを見計らって、舞は椀に用意していた具を取り、そっと中に押し込んだ。
 丁寧にふたをすると、今度は不器用ながらもよほど慎重な手つきで形を整え始める。
 やがて、皿の上に海苔を巻かれたそれがそっと置かれた。少々形がいびつだったり海苔の位置がずれたりしているのは、まあ、ご愛嬌といったところだろう。
 概ね三角形を維持することに成功した飯玉は、激動と騒乱の時代を乗り越え、今や立派なおにぎりとして平穏な時を謳歌していた。
「まずは、よし」
 厳かな口調でそこまで言ってから、舞はかすかに眉をしかめた。
 いや、苦笑だったかもしれない。
「しかし、な……」
 己の両手を見る。
 手のひらはまだたった一個握っただけだというのに既に真っ赤になり、少しずつそれがおさまると同時に発生するかゆみがうっとおしい。
 これでは、任務が全て完了したときに自分の手はどうなってしまうのか、想像するだに恐ろしかった。
「……やむをえん、か」
 呟きとともに食器棚に向かう。
 茶碗を取り出し、それを軽く濡らして塩を振ると、その中に御飯を放り込んだ。椀の横腹をとんとんと叩いてやると、それにあわせて御飯がリズミカルに動いて勝手に形を整えていった。
 知っているのなら何故最初からやらないか、という話もあるが、そこはそれ、彼女とて見栄もあれば体面もある。
 芝村は信ずることを為すにためらわぬとはいっても、全ての心情まで捨てたわけではなかった。
 こんなところで手を抜いたなどということを指摘されるのは、彼女の矜持にとってそう簡単に耐え得るものではなかった。
 ……まあ、指摘する奴もおるまいが。
 ともあれ、この件については現実が矜持をねじ伏せたことで、作業の進捗速度は一緒に跳ね上がった。
 時計が六時の鐘を打つ。
 もともとそれほど時間に余裕があるわけではないので、舞はそれを聞くとさらに手の動きを早めた。
「それにしても……」
 おにぎりを握る手をふと止めて、何かを思い出すように視線をめぐらす。
「調理とは奥が深いものだ。私ごときでは歯が立たなかったのも無理はない」
 ――なにしろ最初は、米が、水を加えて炊かなければ飯に変ずることすら知らなかったのだからな。
 いささかの自嘲を込め、舞は心の中でつぶやいた。その瞳はじっと炊き上がったごはんを見つめている。
 何を思ったか、ふ、と笑みがこぼれた。
(つづく)


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