昼休み。
飲み物を買い忘れた俺は学校にある自動販売機に向かっていた。
向ってる途中に通りかかった中庭を見たら、そこにはいつも見る人影があった。
財「……銀さん?」
銀さんはあまり人目に付かない端のほうに座り、何かを飲んでいた。
珍しいなぁと思った俺は、静かに後ろから近づき、そっと銀さんを見てみた。
財「…っ!?」
なんと銀さんは
いちごオーレを飲んでいた。
俺は思わず噴き出しそうになったが、そこはこらえて銀さんに話しかけた。
財「こんなとこいるなんてめずらしいっすね銀さん。」
銀「光はん。」
財「それ、どうしたんすか?」
俺はいちごオーレを指差した。
銀「あぁ。これは金太郎はんにもろうたんですよ。困ってはったのを助けたお礼にって…。」
財「そうなんすか…。」
とりあえず、俺はこの状況で笑いをこらえるのに必死だった。
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関西弁わからない…。
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