何気ない……
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真「翔太ー。」

翔「…何?俺いま一人n…」

真「昨日のテレビ見たか?あの、クイズの。」

翔(人の話聞けよ……。)










気ない……





周りから見たら仲のいい二人に見えるが、実のところ、それほど仲良くはない。

翔太は一人を好むが、真斗は何故か話しかけても返事してくれない翔太の周りで一人喋っている毎日だった。

真「それでさー。」

翔「ねぇ……。」

真「ん?」

翔「俺に話しかけて楽しいか?」

真「えっ?」

翔「いや……。いっつも返事しない俺に話してて楽しいのかなぁと思って……。」



そう言うと、真斗は少し困ったような顔をした。



そして………










真「楽しいよ……。」

翔「えっ……。」











真「いや……何て言うかさ……。俺、喋るのは好きだけど、途中で邪魔されたりするの嫌だからさ……。」

翔「…………。」


真「それに、お前に話してても確かに返事はしないけど、たまに相づちしてくれるからさ……。」

ほっぺをかきながら真斗はしゃべった。









翔「……………そっか。」

真「おぅ……。」

翔「……………。」

真「……………。」

翔「……あと、話はないのか?」

真「えっ!?あぁ…。それでさー。」











何気ない優しさのある翔太であった。






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