0000プロローグ
4月。
高校2年の今日から黒月学園に通う僕佐藤燐は、先程から同じ道を行ったり来たりしている。
燐「……ここはどこ?」
はい、迷子です。
燐「やばっ、後15分しかないじゃん!!」
こうなる事を想定して早めに家を出たのだが、これでは意味がない。
途方にくれて、近くを通った猫とじゃれていた。
燐「やっぱり恵留に迎えに来てもらえばよかったかなぁ……。」
恵留とは幼なじみで、小学校を卒業してからあっていなかった。
そんなことを考えていると、僕の後ろを凄いスピードで何かが通り過ぎていった。
見ると、同じ制服を着た男子が走っていた。
燐(……あの人達に着いていけば学校に行けるかな?)
僕は彼らの後をおった。
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