「いやだあああ帰りたくないこのまま死ぬううう」
「子供みたいなこと言ってんじゃねェよ。ほらマルコがお待ちかねだ」
「死ぬううう」
「カナヅチでもねェのに死ねるかよ」
「カナヅチになるううう」
「何があったんだよ一体…。マルコに無理矢理犯されたのか？」
「マルコはそんなことする男じゃない」
「いきなりの真顔マジ怖い」
「……………言っちゃったみたいなんだ…」
「は？何が」
「マルコが好きだったこと…」
「はァ！？」
「言っちゃった…のか…？」
「曖昧だなオイ！」
「夢だと思ってやらかした…恥ずかしすぎて死ぬ…絶対拒否られる…死にたい…」
「…へえ、あっそ、イサキってマルコのこと好きだったんだーへええええ」
「うわ何その笑顔殴り飛ばしてェ」
「マルコに拒否られたら殴り飛ばしてもいいぜ！」
「……サッチ…」
「ん？」
「お前を事あるごとにどつくマルコの気持ちが今すごく分かった」
「…もっと別のとこでマルコの気持ち分かれよ…」
「…分かんねェよ」
「嫌でも分かるぜ、すぐにな」
「…………海に還りたい」
「はい、とーちゃーく」
「還りたいいいい！！」