「お、イサキおかえり」
「ただいまエース。サッチは意地悪しねェでちゃんと陸まで連れて来てくれたか?」
「うん。イサキこそ、マルコと仲直り出来たか?」
「出来た出来た。お前のおかげだよありがとう」
「そっか、よかったなァ」
「ああ、麦酒買ってきたんだけど飲むか?」
「飲む!」
「サッチも誘うか。あ、でもマルコがサッチに用があるとか言ってたなァ」
「サッチまたなんかしたのか?」
「さー…マルコすげェ顔してたからなんかしたんだろうな。ほとぼり冷めた頃行ってみるか」
「賛成。マルコ怒ると怖いもんな」
「怖い怖い。超怖い」
「…なァ、イサキ、聞いていいか?」
「うん?」
「マルコにさ…、ほんとに、告白しないのか?」
「うん」
「…なんで?」
「だって、別にもう、好きじゃないし」
「………え?」
「もういいんだ」
「…でも、」
「いいんだよ、エース」
「………うん」