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Q.『ミケと呼ばれる豹がいる』と『アラバスタ七日間戦争』の主人公は兄弟とのことですが、今後再会することはないのでしょうか?もし再会するようなら、二人のやりとりを見てルッチやクロコダイルがどんな反応をするのか気になります!



A.基本的に今後この兄弟が再会することはないですね。
原作のクロコダイルとルッチの動向によって変わっていくかもしれませんが、兄の方はアラバスタにたどりついて以来ほぼ海に出ることはありませんし、クロコダイルと共にインペルダウンに入れられ脱獄してからは弟の仕事先であるエニエス・ロビーが崩壊していることを知ってめちゃくちゃ取り乱します。
安否が不明だったので一縷の希望をかけて地元に連絡をしたら、崩壊前に仕事を辞めて帰ってきていたとのことなので安心しますが、既に家を売ってどこかへ行ってしまったとのことなので結局詳細はつかめないまま生き別れとなります。

もしも二人が再会した場合は、兄の方が弟に掛かりきりになります。人間と上手く馴染めない弟は、自分がいないと生きていけないと思っているので。そんなことはないんですけど。実際離れて暮らしていたので。ただ『弟には自分が必要』と思い込みたいので、目の前にいるとやたらと世話を焼こうとします。弟は兄のしたいようにさせます。

その場をルッチやクロコダイルが見たなら、兄弟二人きりの世界になっているので当然面白くはないです。
ルッチはこの男にこんな感情豊かで世話焼きな兄がいたのかと驚くと同時に『自分のものをその兄ごときが持っていった』という感情になりますし、クロコダイルは弟の存在自体は聞かされていたものの自分よりもその弟を優先して世話を焼くことを不愉快に感じます。

兄は兄で、弟から「おれの好きな人」とルッチを紹介された時に(人と会話する語彙力がないことは知っているので好きな人=仲のいい人と解釈した)「お前に人間の友達が!?嘘だろう!?本当に!!!?ルッチくんだっけ!?ありがとうおれの弟が迷惑かけるだろうけど末永くよろしく!!!」と大袈裟に驚いて喜び頭を下げますが、内心『自分以外とはまともに関われない弟』と関われる人間が出来たことにショックを受けます。自分だけが弟の理解者だと思ったのに。「人間の中では一番好き」って言ってくれていたのに。肩に乗ってる鳩に惹かれたとしても、まさか人間を「好き」だと言うなんて。

弟の方はクロコダイルを「おれの雇い主」と紹介されても特になんの感慨も抱きません。人間不信の兄さんがわざわざ選んだ人なら信用出来る人なんだろうと思って明日には顔も名前も忘れます。

長くなりましたがこういう四角関係です。弟以外ギスギスしてます。

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