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Q.よいよいのマルコと主人公ですが、どちらが先に相手を好きになったんですか?

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A.主人公が先です。
若い頃は同年代で実力も拮抗しててライバル心もあり多少張り合ってはいましたが、青臭い頃を過ぎてお互いにお互いを認めるようになったあたりで主人公が自分の中に芽生え始めた恋心に気付きました。しかしその時マルコはドがつくノーマル。こんなのが好みだとかこんなのと付き合ったことがあるとか、女性の話題が出ることも少なくありませんでした。幸いなのはそんなに女遊びが激しくなかったことと、商売女にあまり興味がなかったこと。それでも年頃の男ならば当然の嗜好に、主人公はマルコを好きになってしまったことを後悔して、恋心に蓋をするようになりました。
マルコと特別仲がいいのも、気が合うのも、本当は邪な感情が働いて無意識に彼に合わせてしまっているんじゃないかと思ったりして悩んだりもしますが、やっぱり好きなものは好き。諦めても捨てることは出来ないまま、心の奥底でずっとしまってあった恋心です。
それからしばらくしてマルコも主人公に恋心を抱きますが、主人公は最初から諦めているのでマルコに悟られないように「いくら切羽詰まっても男同士は嫌だよなァ」とかわざと言ったりしてしまいます。マルコは傷付くけど頷くしかなくて、頷いたマルコに主人公も傷付くという悪循環を繰り返した後によいよい本編のような面倒臭い関係性が出来上がりました。

ちなみに主人公はくっついた後でも、先に告白したのが自分なので「おれが好意を寄せたからマルコもそれにつられただけなんじゃないか」とか要らんことで悩み続けます。間違ってマルコに浮気疑惑でも上がろうもんなら、「ああやっぱりな」と納得してしまって、怒ったり悲しんだりしません。周囲は浮気疑惑にも動じない主人公を見て「信頼してんだなァ」と感心しますがとんでもない。ただ単に最初から信用してないだけです。マルコのことは全面的に信用してるけど、自分に対する感情だけはいつまで経っても信じられないまま。それでも好きでいていいってんだからまァいっか、というスタンスです。諦めが根深すぎて主人公はちょっと病んでる。


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