ネタ倉庫 | ナノ


@ビビ(ペル長編設定)

内乱後、雨が降るとテンションがあがって「少しお散歩しない?」とそわそわしながら叔父さんをデートに誘うビビちゃん。「いいね、市場まで顔出してみる?」といつも快諾してくれるけど、叔父さんは古傷のせいで天気が悪い日は全身痛いし頭痛も酷いし視力がますます落ちてる。





Aコビー

ガープ部隊の先輩は綺麗な顔と中性的な身体をしているから色んな人にセクハラをされていて、でもコビーくんはそれをとても良くないことだと思っているので、ある日突然のスコールに降られてお互い濡れ鼠になった時に先輩のシャツが透けて肌にぴったりくっついてるのを同性だと知りつつもドキドキしてしまい(失礼だから見ちゃダメだ!!と体ごと顔を背けて見ないようにしてたのに、当の先輩は濡れて肌にぴったりくっついたコビーくんのズボンの尻の部分を浮いたパンツの線まで舐めるようにガン見しているよ。





Bブルック

ルンバー海賊団のオーボエ吹きは、いつもリードをいじりながら「海の上はただでさえ湿気が多いのに、グランドラインは急な雨も多くて楽器がダメになっちまう」と文句ばっかり。
「でも雨の日はお前の髪の毛がいつもよりふわふわで気持ちいいから好きだよ」と機嫌が良くなるので、短気な男が不機嫌を巻き散らかさないよう湿気の多い日はいつもぬいぐるみのように抱きしめられていた。海賊団の仲間達は「まるで生贄だ」なんて笑っていたけれど。

「私も、雨の日のあなたのオーボエの湿った音色、結構好きでしたよ」





Cイッショウ

多少濡れても気にしないから傘は基本持ち歩かないイッショウさんと、銃火器使いなので濡れたくなくて傘を持ち歩いてる部下。

「雨降ってきましたよイッショウさん、傘入ってください」
「いやぁあっしは別に構いませんで…」
「おれだけさしてたら上司に冷たい部下だと思われるでしょ」

って雨が降る度にやっていたら雨が降ってきたのを認識すると ススス… と部下の方に寄っていくようになったイッショウさんと、何も言わずにイッショウさんと自分に傘をさす部下、そして(この人らいつも相合傘してんな)って思っているメイナード中将。





Dカタクリ

「雨に濡れると痒くなるんですよね。なんか雨の中の成分に反応するみたいで」
と赤くなった皮膚をぽりぽり掻きながら、ちょっとした雑談のように話した部下は、数ヶ月後のスコールの中で「雨に濡れると痒くなるんだろう」と能力で屋根を作ってその下に手招いたカタクリを不思議そうに見た。

「…ああ、未来見ました?」

どうやら、自分で自分のことを話した過去は忘れているらしい。彼にとっては記憶に残るほどでもないやりとりだったのだろう。たった数ヶ月前のやりとり。間を持たす為の雑談。カタクリはその時興味無さそうに「そうか」としか返さなかったけれど、ずっと忘れていなかった。





Eデリンジャー

嵐の日にお気に入りの傘をさしたら飛ばされそうになって以来、雨の日には必ずレインコートを着せられるデリンジャー。
あの日折れたお気に入りの傘の代わりに買ってもらったピンク色の傘は、「おれがさしてやる」ってレインコートのボタンを留めてくれた男が言って譲らない。
あたしもう傘で飛んでっちゃうような小さい子供じゃないわよ、飛んでったって自分でなんとかできるわ。ジョーラですらそんなこと気にしてないのに。
って言ってもいいんだけど、心配性な男はずっと傍にいたいみたいだから、優しいデリンジャーは仕方なくお気に入りの傘を持たせてあげるの。





Fオーブン

雨の日に戦闘で能力を使うとスチームになって敵も味方もわからんくらいの煙幕が出来ちゃうオーブンさん。仕方なく能力なしで敵を沈めたら、前々から仲良くしていた部下が「雨の日はお供させてくださいね、おれが守りますから」っておててをギュッてしてきたので、別に能力なしでも、とか、お前達が下がってくれればむしろ煙幕も都合がいいんだが、とか言えなくなっちゃったそうですよ。思わずきゅんとしてしまったので。





Gパウリー

枯らすなよ、毎日水やれよ、と言って押し付けた鉢植えは確かに毎日水をやっていたようだが、軒先に置かれていたそれに雨の日にも水をやっていたようで根腐れを起こしている。
おれの言いつけを守りたかったのか、言われたからやっていただけでおれがあげた鉢植えには興味がなかったのか。
ギャンブルを我慢する気慰めにでもなればと預けたものだったが、なるほど、余計なお世話だったらしい。要らぬ手間をかけて腐った苗は、元に戻りはしないだろう。





Hアイスバーグ

「不謹慎だって怒るかもしんないけどさ、おれアクア・ラグナ嫌いじゃないんだよな。雨と風が強い時はいくらアイスバーグでもずっとうちにいてくれるだろ」

窓が揺れる音、ばたばたと叩きつけられる雨、今回の被害はどれくらいだろうか、修理は、二次災害は…ぐるぐると巡る考えを、「今はおれだけのアイスバーグだ」と無邪気な声が吹き飛ばしていく。確かに不謹慎だ、と咎める気持ちもどこかへ言ってしまって、アイスバーグは静かに「そうだな」と頷き恋人の腕の中に身を委ねた。





Iバルトロメオ

遊びたい盛りのロメオとインドア派の彼ピ。シャボンディに上陸したのでどうしてもジェットコースターに乗りたいロメオVS乗り気ではない彼ピ。

「…わかった、明日晴れなら遊園地でもなんでも付き合ってやるよ」
「雨ならどうすんべ?」
「一日中宿でセックス」
「……」
ぐぬぬって唸りながら手に持ったてるてる坊主を正位置で吊るそうか逆位置で吊るそうか悩むロメオは欲望に素直。結局日を分けて両方強行した。だって海賊だもの欲張りでなきゃ。

2019/11/26

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