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「うわめっちゃ好み。君おれの部隊にこない?」
「スモーカー気ィつけなさいね、こいつノンケでも気にしないゲイだから」

っていうクザンさんと同期のゲイ主人公がスモーカーくんに一目惚れした話。
クザンさんの下についた新兵スモーカーくんが好みどストライクで初対面から口説き始めて以来会う度に口説いてくるけどスモーカーくんはドン引きするしクザンさんが近くにいればやんわり止めてくれるのでそれが定番コントみたいになってる。
挨拶代わりに口説いてくるだけじゃなくて「ほんとにイイなァ。お小遣いあげよう」とかっていつのまにかポケットやベルトの隙間にお金ねじ込んでくるのでスモーカーくんは敬語つける余裕もなく「やめろって言ってんだろ!」とプンスカするけど主人公はそれなりにお仕事出来るマンなので新兵ごときの抵抗なんて風に吹かれた程度に気にしないよ。

「ははは、慎しみ深いところも好みだぞォ。なんてかわいいやつなんだ貢がせろおらおら」
「やめ…っ!この!くそ!」

抵抗虚しく、主人公が去ったあとは色んなところにチップ挟まれてるスモーカーくん。返そうと思っても主人公はのらりくらりと交わすのでスモーカーくんは捕らえられるくらいの実力をつけていつか返そうとしてるので主人公からの貢がれ貯金が貯まる貯まる…。
キリがないのと、口説くくせに貢いでくるだけで実害がないのに絆されて「食事なら奢られてやってもいい」とちょっとしたデレを出すけど主人公は「やった〜〜じゃあ◯◯ってお店に集合ね!」って言っといて行ってみたらスモーカーくんの部隊の人間が集合してて「ナマエさんからお呼び出し頂いて…ご馳走してくださるそうなんですが…な、なんででしょう?」ってたしぎちゃんが直属の上司でもない目上の人からの奢りに困惑してる。しかもその本人は不在っていう。スモーカーくんはぶちぎれる。べ、別に一緒にご飯食べたかったわけじゃないんだからね!

クザンさんあたりはスモーカーくんが徐々に絆されてるのはなんとなく気付いてるけど、主人公は今まで散々嫌がられてたし「スモーカーみたいな良い子がおれに靡くわけないじゃん〜〜ノンケなんだし可愛い女の子とでもくっつきゃいいんだよ〜〜」って無欲の境地に達してるのでスモーカーくんの気持ちなんか察せない。ただ貢ぎたい。ちょっとでもお話できたらそれでいい。口説くのはご挨拶のつもりで、その気持ちに偽りはないけど諦念してるのでスモーカーくんの気持ちが向いたとしても多分受け入れない。めんどくさい人。

2018/07/04

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