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察しの悪いお兄さんと甘えてるつもりの幼少ドフラミンゴの話。

ドフラちゃんがトレーボルやディアマンテに甘やかされてドフラちゃん至上主義の環境に慣れてきたころに加入してきた主人公くんももちろんドフラちゃん至上主義なんだけど、ドフラちゃんが夜中に「寒い」って言って掛けふとんを持って主人公くんの寝室に入ってきたら「はいどうぞ」って自分のベッドを明け渡して二人分の掛けふとんで寝かせるけど別に一緒に寝るわけではない。「じゃあおれはヴェルゴとでも寝るわー」っつって幼少ヴェルゴぎゅうぎゅう抱きかかえて寝る。
ドフィちゃん至上主義だけど気遣いがちょっとずれてる主人公。ドフラミンゴが自分を必要としてるとも思ってないから、ドフラちゃんがどっか出かけるぞって言っても誘われてるとは全く思わず「うん、気をつけてね」って言うか「ディアマンテかトレーボル連れて行った方がいいんじゃないか?」って言っちゃう。なのに自分が出かけるときは「ヴェルゴ、デートいこ〜アイスおごってやるよ〜」とか言っちゃう。ヴェルゴは弟みたいに可愛がってるだけ。まったく悪気のないド天然。

それを繰り返していくうちにドフラちゃんが冷たく当たるもんだから、そのうち嫌われてるんだなあと思って、でもドフラちゃん至上主義なのは変わらないから、「ドフィの気に障らないようにおれは基本みんなと別行動するから、なんかあったら呼んで。すぐ行くから」って引き止めるピーカとかヴェルゴの話も聞かずに家出。ただしすぐドフラちゃんの命令で連れ戻される。
「ドフィは優しい子だなあ。目障りなおれにもちゃんと居場所をくれるなんて」っていうのが主人公の見解だけど、他の全員が「ちがう、そうじゃない」って思ってるし言ってる。でも自己評価が基本的に低い上にドフラちゃんを崇高な存在だと思ってるので「そんな気を遣わなくてもいいって〜」と否定したまま考え方は改めない。ただドフィの役に立てれば幸せだしその役に立つっていうのは誰かを殺したり何かを破壊したりするっていう意味しかないのでまさか自分自身が必要とされてるっていうのは思いもよらない。いらないって言われたらすぐさま死ねるし、昔ちょっといざこざがあったときに言葉の綾で死ねってドフラちゃんが言っちゃったら「わかった!悲しいけど、それがドフィの望みなら!」ってなんの躊躇いもなく自殺しようとしたのでなんかもうドフラちゃんは諦めた。何かしたいときは黙って自分の好きなように主人公くんを操ることにした。
っていうドフラちゃんと幹部組がただ苦労するような話。

2015/07/04

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テーマ「人外ファンタジー」
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