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何番煎じかってくらい使い古されたネタであろうエロエロの実の能力者の話をあえてエロくなく書いてみるテスト

主人公はロジャー海賊団と同世代の船乗りさん。元々が性に奔放だったけどエロエロの実を食べてからはさらに奔放になった。
ワンナイトラブが一番後腐れなくていいよね〜(^▽^)と本気で言うあたりレイリーさんは常々「こいつは近いうちに無理心中で死ぬ」と思ってる。単なる船乗りのくせにそこらへんの海賊よりよっぽどタチが悪い。自分ではセックス大好きなだけの善人だと思ってるからさらに最低。

体液は媚薬で、体臭はフェロモン。愛の言葉を囁けば洗脳並の効力でコロリと惚れさせることが出来る。ちんこにデコボコの突起をつけたり相手に合わせて大きさを変えたり、または体の一部をディルドとかアナルパールとかの淫具に変えることもできる。精液の分泌も常人よりかなり早めで多め。体力も有り余っています。つまり絶倫の変態野郎ですねセックスするために生まれてきましたありがとうございまぁす!(^▽^)

主人公自体の性格はかなりゆるふわ系の頭からっぽな感じ。「むずかしいことよくわかんなァい(^▽^)とりあえずえっちしよォ?(^▽^)」って天然で言いながらエロエロの実の餌食にする。
レイリーさんが最初に出会ったのも、酒場でおっかない人に「おれの女になに手ェ出してんだ」って絡まれてるひ弱そうな青年に見えたので目障りだったのもあって助けてあげたけど、後日エロエロの実の能力者と発覚して危険人物と認定。
だって助けてあげたレイリーに「ありがと〜(^▽^)」って言った顔とおんなじ表情で先日絡んできたおっかない人を路地裏で犯してたから。「おにーさんもまざるゥ?(^▽^)」ってどんな状況で言ってんだこのド変態。
正直あまり関わりたくなかったけど、狭い島でログが溜まるまでの間の遭遇率ハンパない。三度目の邂逅でエロエロの実の能力者ってこと教えてもらって、「おにーさんは助けてくれたから、いっとう気持ちよくさせてあげるよォ〜(^▽^)」「願い下げだ。おれに能力は使うな。指一本触れるな。近づいてくるな」「え〜一生忘れられないくらい気持ちよくなれるのに〜」「興味がない、結構だ」ってツンして被害者回避。しかし残念、その日から腐れ縁の始まりです。

主人公は気儘に旅してるから、あっち行ったりこっち行ったりしながら度々ロジャー海賊団と遭遇。「わ〜また会ったね〜」って言った直後に2、3人の女の子侍らして宿屋に消えていくものだからレイリーさんはうんざり。しかも偶然その日泊まった宿が隣同士ですごいアンアン聞こえてくるんだよ。狂ったみたいにヨガってる声が聞こえてくるんだよ。レイリーさんだってスケベなことは好きだけど、別に他人の情事を覗いたり聞かされたりする趣味はないんだよ。うるさい黙れって言いにいったら止めてくれたけど、寸止めされた女の子たちに恨まれるんだよ。ろくなもんじゃないよ。
一般人だけじゃなくて海賊や海軍も老若男女関係なく手篭めにするからろくなもんじゃないよ。痴情の縺れが発生しても本人はふらっと消えて修羅場だけが残るから本当にろくなもんじゃないよ。

でもエッチ大好きな貞操観念ゆるふわ系っていうこと抜かせば普通にいい子だから憎めない。困ってる人がいれば助けるし、酷い目に遭ったら自分のことのように怒ってくれる。なによりレイリーが「手を出すな」って言ったらレイリー自身にもレイリーの仲間にも絶対に手を出さない。
無自覚に修羅場大量生産するセックス中毒のクズだけど、邪気0%の笑顔で「おにーさんあのね、これおいしーんだよー」って島の名産の食べ物を半分こされた時にレイリーさんはちょっときゅんときてしまった。危険人物とかにも平気で声かけるから首根っこ掴んで回収したり、主人公の能力が有名になってきて利用されそうになるのをさりげなく回避してあげたり。認識が「セックス中毒のクズ」から「放っておけない弟分」になり、最終的には性的な意味でみてしまうレイリーさんに、ここで残念なお知らせです。主人公はレイリーさんがセックス嫌いな人だと思っています。だってセックスしてると怒られるんだもん。
なのでレイリーさんの計画により主人公が「おにーさんだいすき!」ってなっても、一切手を出そうとはしないよ。だって初めに会った時に約束したでしょ?「能力は使わない、指一本触らない。近付いていかない」。それをずっと守って、今まで主人公は能力はもちろん自分から近付いたりスキンシップもとってないんだよ。不可抗力でよく遭遇してたんだから、本当に腐れ縁だった。
なもんで二人がお付き合いするようになって、主人公がロジャー海賊団の一員になってもすっごいピュアなお付き合いしかしてない。お話したりデートしたりするだけ。付き合ったらすぐさま手を出してくるだろうと思ってケツ掘られる覚悟とかしてたレイリーさんだけど、いつまで経っても手ェ出してこないし、かと言って今まで散々セックス中毒だって罵倒してたもんだから自分から誘うのも出来ないし自分の方がやりたがってるようで癪。
付き合う時に釘はさしたから浮気はしてないはずだけど、じゃああのセックス中毒が本当に我慢できてるのかって疑っちゃう。「お前の能力なんて使われてもおれなら我慢できる」ってフラグ立ててあげるけど、「心配しなくてもだいじょーぶ!おにーさんには使わないよ〜」ってクラッシュされてそこで初めてレイリーさんは自分で自分の首しめてたことに気付く。でもだってしょうがないじゃん初対面とか完全にセックス中毒のクズだとしか思えなかったんだものそりゃ拒絶するわ。

そこから始まるレイリーさん悶々の日々。主人公に犯されてた被害者のこととか思い出して一層むらむらして夜も眠れない。色仕掛けしても「も〜レイリーさんのこと大事にしたいんだから、そういう無自覚な色気やめて!」って言われてきゅんとして終了。

レイリーさんみたいな余裕綽々で人を食ったような大人が弱っちい若造に振り回されてるのが美味しいのでかなり後までセックスお預けになればいいと思う。そしてセックスまではしないけど戦略として敵に能力使いまくってる主人公にかなりいらいらしてるといい。でもそれがないと主人公単なるカナヅチだし、心が狭いって思われたくないから黙認してるけど内心はらわた煮えくり返ってる。
多分セックス解禁になるのはロジャー死亡後。いろいろ吹っ切れたレイリーさんが「やるか」ってあっさり誘って、若い時ほどセックスに重きを置かなくなったので軽いつもりだったけど思ってた以上にすごかったもんだからちょっと怖くなってればいい。なにあれこわぁ…ってなってればいい。色々経験してきたつもりだったけどそんなの子供の遊びだったんだなと認識を変えるくらいすごかった。マジ泣きした。声枯れて出なくなった。
エロエロの実こわぁ…ってなってるのを察した主人公はやっぱりセックスあんまり好きじゃないんだろうなーって誤解して、また遠慮し出すので一回ものすごい快楽を与えられて忘れられなくなっちゃったレイリーさんはまた悶々の日々が始まるのであった。そういう話。

2015/05/26

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