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なんかの番組で「お互いの名前を呼び合うだけの会話で電話をする」という、リア充ってマジキチガイ、な話を聞いたのを思い出し、さらにスモーカー長編の最後の方で主人公に「声が聞きたいから面倒臭がらずに電話に出てね」と言わせたのも思い出したのでそんなリア充な話を書きたいなぁと思ったんですが私の頭の中のスモーカーさんがどうしてもリア充になってくれなかった。
すごい甘い雰囲気の中で名前とか呼ばれても、アイコンタクトで返事をするか「なんだ」とか「ああ」で済ませる。名前を呼び合うという無駄で意味のない行為はしない。しかし相手がただ名前を呼ぶという行為をしたいだけだと気付いたら受け入れるくらいの愛情と度量はある。

つまりどういうことになるのかというと。

「スモーカーくん、スモーカーくん、スモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくんスモーカーくん」

とひたすら名前を呼ばれる声をBGMにして時折相槌を打ちながら片手間に仕事をしているスモーカーくん。電伝虫はスピーカーホン式なので、端から見れば呪いの電話にしか聞こえない。そのうち、夜な夜なトイレとかに起きたG5の連中がスモーカーさんの部屋の前を通った時にひたすらスモーカーさんの名前を呼ぶだけの声を聞いてあまりの気持ち悪さに震え上がればいいんじゃないかな。スモーカーさんが呪われているという噂が流れる。もしくはストーカーされてるという噂も流れる。
でもスモーカーさんにとっては恋人の声に癒されながら仕事をするというまったりした甘い時間のつもり。スモーカー長編の話は主人公もおかしいけどスモーカーさんも充分おかしい。

2013/11/27

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