白咲と雪村 あの日雪村は雪の降るグラウンドに一人で来るはずのないコーチを待っていた。俺はそれは白恋をフィフスセクターの傘下に入れるため、化身の可能性のある雪村豹牙を手に入れるための過程の一つと思っていたが、さすがに朝から待ち続けていただろうその姿をみると少しは同情と言うものを覚えてしまう。「雪村」「…んだよ、白咲かよ」俯いたままこちらを向く気配はない。「…吹雪コーチを待っているのか?」 20121112/16:42 mae :: tsugi 人気急上昇中のBL小説BL小説 BLove - ナノ -