101205あとがき

あとがき的なもの。

大人げない04
彼女に振られてクリスマスに「は?別に俺はイルミネーション見たかっただけですけど何か?」みたいな顔をしながら一人でイルミネーションを見ている赤崎くんを書きたかっただけのお話。あと、メリークリスマスって言葉を言わせたかった。赤崎くんは難しい言葉とか難しい漢字とか覚えるのが好きだった子供に違いあるまい。

大人げない05
大人げない、て結構考えたわりに適当につけたタイトルなのですが、終わってみるとなんだかぴったりな感じがしていい気分。『大人げない』というお話はつまるところ、最後の大人げない赤崎くんを書きたかっただけのお話です。本当にそれしかないのですが。
なのにこんなに長くなってしまったのは何故。短編として書いて、力尽き気味のラストをもう少しどうにかしようと思って、五つに分けて再考したら更に長くなり二進も三進もいかず、なんだか己の限界を見たような心地。着地点に辿り着くまでに色んなエピソードが沸いてきて、何となく勿体無くて全部入れてしまいました。結果、数えてみると字数が一万字をちょっと超えてて、そりゃ力尽きるわけです。
02・03・04などで色んな思い出エピソードを入れて、そこで赤崎くんとヒロインは「同じことを思い出してる」んですが、これから先もずっと、同じに思い出せる出来事が積み重なっていくんだろうなあ、と書きながらほんわかしてしまった自給自足。




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