101117あとがき

今までのあとがき的なもの。

恋と酩酊
若い子と付き合って余裕ない丹さんを書きたかった。しっかし丹さんってすごくスマートに恋愛してそうなイメージ。かっこいい丹さんを書きたくてたまらない。でも、ちょっとだめなところとか子供っぽさとかかっこよくないところを出して相手を和ませることができる(そしてそれは素が半分、計算が半分なイメージ)ところが丹さんのかっこよさだと思うので、かっこよくない丹さんがかっこいいという矛盾。私の丹波像がパラドキシカルな限り、純粋にかっこいい丹さんを書くのは無理かもしれない。
多分私は年齢差好きです。お互いがお互いを「あーもう、難易度高い!」と思ってたらいいなあ。

夏の戯れ
和室と縁側がある変な間取りの一軒家、しかも急で長い坂の下の家、に住む近所のおっさん的ガミさんを書きたかった。ガミさん、余りこだわりなく物件探しそうだけど、何かのめぐり合わせみたいに紹介されて気にいった家(しかも家賃安い)に住んでそう。縁側で近所の猫が丸くなってたりとか、七輪で魚焼いてみたりとか、きまぐれに家庭菜園始めてみたりとか、コタツでごろごろしたりとか。私の中ではガミさんと家ってすごくよく結びつく。ガミさんの包容力?と家っていう人を包むものが繋がるのか。ガミさんはおばあちゃんとかとすぐ仲良くなりそうっていうイメージも、そこに繋がっている気がする。

フェイス
「わたしのどこが好きなんだろう?」ってなったときに「やさしい・かわいい・笑顔・がんばってるところetc.」とか言われたら「やさしくあらねば・かわいくあらねば・笑顔であらねば・がんばっていなくては…あれ?じゃあ、そうではない、それができなくなったり、それをやめてしまった自分はどうなの?」ってなると思う。それで「顔」っていうのは、顔かよ!という感じもあるけど、一番その人そのものだと思って、だから「顔が好き」て言わせたくて書いた話。
書きながら丹さんって何だか書きやすい、ということに気付きました。ユーティリティNo.1は伊達じゃなかった。

悪魔と狼
ハロウィン当日、渋谷あたりでは夕方ごろから仮装した人がわんさか現れて、ハロウィンって結構メジャーな行事なのだと驚きました。女の子なんかみんなかわいい(そして寒そう!)格好をしていたので、書いてみたりなど。あと、以前行ったことのある不思議の国のアリスのコンセプトダイニングが中々愉快だったので、盛り込んでみたりなど。
キスとか書くのは何故だか書きながら照れるということに気付きました。キスって単語がもう何かすでに照れる。私にはR指定の話は無理だ。

恋はFW
ふと思い浮かんだこのあほな感じのタイトルをつけたかっただけの話。世良の頭頂部のぴょこん、と出た髪の毛が好きでそれを入れたかった。自分が書いてるのに書きながら世良さんかっこいい!やべえ!と思ってしまった自給自足なお話。表参道は少し傾斜があるので人がうじゃうじゃ歩いているのが見通せてびびります。これを書いた辺りで、私は何かを食べる描写を入れたがるということが判明。
あほタイトルシリーズで、攻め攻め(のつもり)の「恋はFW」に続き、何か受け止める感じの「恋のGK」、攻めに守りに走らされる「恋はSB」みたいなのを書きたい。

大人げない 01
まだ更新途中ですが。これまでのタイトルは何故か4文字に揃っていたので、タイトルをつけるのに悩みました。結局5文字。5つに分けたので丁度いいのですが。仮題は「speak like a child」、好きなアニメ作品であるCOWBOY BEBOPの各話タイトルでした。

無題とRe
タイトルを「空メール」とか「空の手紙」にしようと思ったけど駄洒落みたいだったのでやめた。タイトル考えるのって難しい!
実は原作で一番最初に惹かれたキャラクターは堺さん。熱くてかっこいい、だがそれだけではない男、堺良則(31)。アニメで「FWもいけますよドリさん」を堺さん(堺さんのはず)が言ってて驚いた。原作の「なんだよ悪いかよ!」と言って墓穴を掘ったことに始まる一連のツンデレ場面と共に、どうやらこの人は『気難しいベテラン選手』というだけでなく、なんだかかわいい人のようだ。
というところから生まれた、メール無精で返信しないくせにメール来ないと不安になる堺さんの話。かわいいではないか。愛すべきヨシノリめ。




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -