▼旬好きとたけのこ
2015/09/19 18:54

春になったらたけのこ、ウド、たらのめ、ふき、ぜんまいを採りに。
夏になったら、とうもろこしや紫蘇をとり、梅干しを作る。
秋になったら栗を拾い、長芋や春菊を収穫する。
冬になったら根菜を愛でつつ、ふきのとうを探しに。
そんな遺駒氏。日本の季節行事や旬のものが大好きなんです。
獄卒たちも旬のもの好きそうだし、よく食べるから俄然気合入れて収穫してくる。特にアウトドア派というわけではないですが、旬のものはとれたてを食べたいなあ、という思考。お店で買ったり時間があったら採りに行ったり色々です。
春は特に山菜やらたけのこやら春キャベツやらと野菜類が沢山なので嬉しい。料理は好きだけど化学調味料の類は成分がよくわからないのですごく基本的なものを使っている。さしすせそ的な。

以下春の会話文。

「そういえばさぁ、今日遺駒を見てないけど、非番じゃなかったっけ?」
「朝、動きやすい服装で大きな背負い籠を持って出かけて行ったな。」
「斬島、話したの?」
「いや、窓から姿を見ただけだ。」
「そっか。」
「背負い籠…春だし、もしかしてアレかな。」
「アレ。ああ、アレか。」
「今日はみんな出払ってたから一人で行っちゃたか。遺駒が行くなら、多分一番いい時期なんだろうね。おいしいものが食べれるなあ。」

ジリリリン

「電話だね、っと、谷裂が出てくれた。」

「こちら特務室……なんだ、お前か。なんだ。……鍋?…ああ、そうか。分かった。切るぞ。」

チン!

「谷裂ー?誰から?」
「遺駒だ。もうすぐ館に着くから大鍋を出しておいて欲しい、だそうだ。」
「あー。予想は当たったみたいだね佐疫。」
「時期的にね。俺も手伝うよ。」

***

「ただいまー!腹減ったー!」
「平腹うるせぇ。」
「ただいま戻りました。」
「おかえりー。一緒に帰って来たんだね。」
「途中の道で会ったんです。荷物も持って頂いて…。」
「図体より重いもん背負ってふらついてたからな。お前も量を考えろよ。」
「ええと、皆さんいっぱい食べますでしょう?と思ったら、つい…ごめんなさい。」
「別に。」
「谷裂さん、お鍋ありがとうございます。佐疫さんも。」
「ああ。」
「丁度水を入れたところだよ。」
「幾つかはお刺身にしてわさび醤油で食べましょうね。」
「いいねえ、酒が進むねえ。」
「木舌節制しなよ。」
「毎年のことだが、随分採ったな。」
「はい。今年は特にいい実りでしたよ。ええと、米糠もまだありましたよね…。」

筍を採りに行ってきました。
非番の人が居たら一緒に行くかもしれません。

sssっていうか夢主語りになってる気がします。



prev | next