AM7:00
ケータイのアラーム音と味噌汁の匂いから俺の一日は始まる。眠い目を擦りながら、匂いのする台所に向かうとエプロンをつけた小さくて可愛い後ろ姿。



「あ、おはようございます!もうすぐご飯できますから座っててください!」



「おう。」



今日の朝食は味噌汁に焼き魚とほうれん草のお浸し。そして炊きたての白いご飯。起きたばかりだというのに食欲がそそられる。今日も美味そうだ。



「いただきます。」



「はい、召し上がれ。」



二人が席についたら飯を食う、というのがうちのルールだ。まずは味噌汁から口をつける。いつもながら程よい味付けだ。薄すぎず、しょっぱすぎず。毎日変わる味噌汁の具は、今日は何が入ってるんだろうといつも楽しみだ。今朝はキャベツか。



「キャベツの味噌汁美味い。」




「静雄さんキャベツのお味噌汁好きですよね。」



「ん。こっちのお浸しも美味い。」



美味い美味いと言って食べれば、こいつはにこにこと笑う。もし、砂糖と塩を間違えたとしても俺は美味いと言うかもしれないな、と思った。









(朝食は和食派シズちゃん)
(キャベツの味噌汁と言わせたかった)
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -