月が綺麗ですね






「伊達さんが最近よく大阪城に来ますね、三成さんって罪な男ー」

「あのような者に覚えが無い、煩わしいだけだ」

「1回くらい戦う?手合わせ?してあげたらいいのに」

「時間の無駄だ」

「あ、じゃあ“I love you”って言えばいいですよ!」

「あいらぶ、ゆー?…南蛮語か、どういう意味だ」

「“言葉で表せないほど大嫌いで殺したい“という意味です、三成さんが言ったら威力倍増してきっと伊達さんも来なくなると思いますよ」 にやにや

「そうか」






「Hey 石田三成!今日こそはてめぇをぶっ倒す!」

「あいらぶゆー、だ」

「…………ah? 今、何て言った…?」

「あいらぶゆー、だ。伊達政宗」

「……oh………………」






「本当に帰って行ったぞ」

「ほらね!私が言った通りだったでしょ!」

「あぁ、貴様もたまには役に立…

「石田三成いいぃぃ!」 だだだだだ…すぱぁん!

…………どういうことだ、鎌子」

「あれ、また来た?」

「石田三成……お前の気持ち、受け取ったぜ…!」

「あれ?」

「今まで俺に冷たかったのもツンデレってやつだったのか…!OK、全て理解したぜ!」

「あれれ?」

「come on!俺の腕の中へ!」 ばっ!

「伊達さんってそっち系だったのかよ…!迂闊でした」

「さぁ、my angel!」

「何を言っているのか理解出来ないし理解したくもない、早急に出ていけ。不愉快だ消えろ」

「ha…いいねいいね、ゾクゾクするね!」

「誰か保護者呼んできてえええ!!!」

「うるせーぞ!」

「ひどい!ていうか可愛い女の子ここにいるのに男に目が行くってどういうことなの!」

「ah?てめぇは女の子なんてcuteな部類じゃねえだろ、可愛らしさも女らしさも感じねえよ」 しっしっ

「キイイイ!この野郎…!」

「貴様の目は節穴か?私は鎌子のことを可愛いと思っている」

「「えっ」」

「なんだ」

「み、三成さんが天然たらし発揮した…!」

「私は嘘を憎む、本当の事を言ったまでた」

「三成さん!あいらぶゆー!!!」

「何だと…?貴様ぁぁ!私を裏切るのかあああぁぁ!!!」

「あっ、そうだったああ!違う!いや違わないけど…!いやいや違うんだって三成さん!」

「殺してやるぞぉぉ!」

「違うんですぅぅぅ!!!」




「小十郎……俺は、振られたのか…?」









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