頂きもの | ナノ


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男の人の手が。




こんなにも心強いなんて。




知ろうともしなかったのは、私。



わからせてくれたのは、貴方。













〈優しい手〉













「名前先生。」
「は、はい!」




急に男の人の声がして、びっくりして振り返ったら、ずいぶん離れた所にイルカ先生がいた。




私は少しほっとして、ゆっくりと近づいた。






「お疲れ様です、どうかしましたか?」


それでも、あまり近付き過ぎないように、私はある一定の距離を保った場所で足を止めた。





「今日の授業でちょっと質問がありまして。俺よりも名前先生の方が得意分野なんじゃないかと思ったんで、名前先生がよければ少し声をかけてやってほしいんですが…。」


「あ、私でよければ是非。誰なんですか?」


「えっとですね…。」



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