頂きもの | ナノ


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「個人的なことなんで、カカシ上忍には言いたくないです。」
「………。」



少しキツイ口調で言うと、カカシ上忍は黙った。




「用はそれだけですか?でしたら失礼します。」




私は、目の前のカカシ上忍との距離を縮めないように、カカシ上忍を大回りして歩き出した。














こ、怖かったぁ…。



カカシ上忍からずいぶん離れた所で、私は思わず動悸の速い胸を押さえた。




何が怖いとか、うまく説明なんて出来ないけど。


男の人独特の威圧感とか、息が詰まる気分になる。




たぶんそれは、幼い時の恐怖がきっと体や頭や気持ちに、残っているからだと、私は思っている。









私が、アカデミーに入る少し前のこと。




いつも優しくしてくれた、近所の男の人がいた。


  
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