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私は、ふうっとため息をついてアカデミーから出た。
「名前先生さようなら。」
「はいさようなら。気をつけてね。」
私が、男性恐怖症なのを最初に見抜いたのは、今の火影様だ。
そして、火影様はこう言った。
「今までよく頑張ったな。」と。
あの時の涙は、今でも忘れない。
その後火影様は、私にアカデミーの講師としての道を勧めてくれた。
男と言えども、私より小さい子供なら大丈夫だろうと。
まずはそこから慣れていけばいいと、火影様は言ってくれたのだ。
だから私はここにいる。
でも、少なからず今日みたいなことは、あるのだ。
気持ちが、痛まない訳ではない。
「ちょっと、疲れちゃったなぁ。」
そう呟いて俯いていた顔を上げると、何やら視界が暗かった。
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