1/1 「あ、クソッ」 「こらーあなた女の子でしょ」 「うるさい…ぐは!」 「弱いねぇ」 勝利画面を見ながら呟く彼女にムカつきながら、言い訳をする。 「回復コマンド入力できなかったの!」 「…後から言う言い訳ほど見苦しいものはないよねー」 「…すいませんでした私が弱いです」 「よろしい」 にっこり笑う顔は、まるでお前になんかいつでも勝てるよと言っているようで。 足まで組んで誇らしげな顔をしてさ…ふくらはぎ太くなるぞ。 「…も、もう一回、やろうよ」 「ん?いいけど。どうせまた負けるんじゃない?」 「、やってみなきゃわかんないでしょ!」 「はいはい」 その笑い方、ムカつく! 「…また負けた」 「だから言ったでしょ。ざまあみなさい」 「誰が授業中いつも寝てる君のノートとってると思ってるの」 「見下してすいませんでした」 「よろしい。 じゃあ次はこっちのゲームしようよ」 「はいはい」 いつまでもめげずに挑戦してくる彼女に苦笑する。 あ、あのゲームは…私が苦手なやつじゃないか。 くそ、考えたな… 「次はどっちが勝つかわからないね」 「いや私そのゲーム苦手だから」 勝ち誇った様な彼女の笑みに、思わずちっと舌打ちしてしまった。 ゲーム同好会 (こらーあなた女の子でしょー……プッ) (うっさい人の真似すんな笑うな!) ───────── ?〜100516 友達がゲームやってて思い付いた話でした。 ← 戻 → |