NARUTO短編 | ナノ


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柔らかな日差しが待機所の中を照らす。
俺の隣には、君がいる。
















昨日からたった今までにかけて任務続きだった名前。
今日はもう任務はないらしく、待機解除になるまで寝ようと計画したらしい。


「待機解除になったら起こしてね」


いつもの様にはっきり言ってきたのに、直後に寝息が聞こえてきた。

きっと任務続きでろくに寝ていなかったのだろう。


「…お疲れ、名前」


聞こえないようにそっと小声で呟いた。






そうしてしばらくは良かったのだが。


がっくんがっくん頭を揺らしながら寝ていたせいか、

「ん…頭揺れて寝れない…」


もごもご呟きながら体勢を変えて寝直す。

それでもやっぱり頭が揺れて、また体勢を変える…の繰り返し。





「こっちに頭を貸せ」


見かねて声をかける。


「いいの?ネジ…?」


俺が人前で触れ合うのを嫌っているのをわかっている名前。
だから聞いてきたのだろう。



でも、今のお前には。



「…仕方ないだろ」

「うん…ありがと……」


よっぽど嬉しかったのか頬を染めつつ満面の笑みを浮かべている。

その表情を見て俺の顔も自然と綻んだ。






俺によっかかった直後に寝息が聞こえてくる。


「おやすみ、名前」




聞こえるのは名前の寝息と。
俺の速まった心臓の音。



ある待機所の昼下がり
(たまにはこういうのもいいかもしれない)


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