獣 

0121 ももいろさま
教えないからひみつなの / あの子のとなり / 知らない目をしてる / だましたつもり / 手をつないでもいいんだよ / ぜんぶきみのせい / 心細いろうそくの火 / その先にはけもの道 //

0103 めめさま
お前には何があるの / その雄叫びは骨を戦慄させ、その爪は肉を切り裂き、その牙は喉をかみ砕く / 痛みは分からぬ / 恐ろしいお前 / 孤独なお前 / お前には何が残るの / 何がお前に与えるの / 誰がお前を愛すの / 何が為に、誰が為に / 戦い / 然れども / 本当に恐ろしいのは、私を想うその心 / 純情 //

1231 無依さま
駆ける、駆ける、駆ける / 闇に牙を向けたところで / 虎を狩る野良犬 / 一匹狼であり続けること / 凍てついた足音が響く / 子供騙しの威嚇 / 本能のまま / 弱肉強食、上等! / 追う者、追われる者 / 虚空に吠える / その喉元を噛み切ったら軽蔑しますか //

1215 靉利さま
全部欲しいとねだりました / 原色のまま駆ける / 愛しさで引き裂きたい / 森の王は笑いました、「なんて馬鹿な小娘だ!」 / 唇切って赤い味 / 陽光の下、膝の上で体を丸める灰色の君 / 綺麗なままじゃ死ねない / ぬくもりは僕たちの敵 / ざらついた甘さ / 青い夜に映える、その顔が好きだ //

1215 pandaさま
病まない zoological gardens の夢 / 蒲公英の騎士 / 牙のようなフォーク / 不自然な笑顔 / バーブレスハウンド / 「兎さん、獣に時計はいらないのよ」 / 無比喩本能 / たしかな軽蔑のよるに / 飴と鞭 / この愛は、霊長類じゃ甘過ぎる。 / 勇敢なアサド / 私の空腹を満たしてくれたのは誰 //

1210 神楽さま
今夜のディナーは誰かしら / もしもし、レディ。僕の餌になってくれないかい? / 愛情をスパイスに、それじゃあいただきます / 檻に入れて飼っておくれ / 綺麗な綺麗なその人の、心の檻には獰猛な獣が飼われておりました / 一体誰だい!マダムに鞭を託したのは! / 餌のリクエスト?それじゃあ愛でお願いします / 咬み殺せないの、知ってるんだから / その獣を閉じ込める檻はあまりに脆いのだ。例えるなら、多分、砂糖菓子のような / 切り裂く咆哮が私を呼ぶのだと気付いたのは、まだ貴方を愛していたから? / 首輪が欲しいんだ、君がくれる? //

1210 似州川さま
その爪を、私の背中で磨いで / 獰猛なの / ぎらりと光るその目に、戦慄。 / 息して、生きて、ゆくの / 肉食の彼らは、草の味など知るわけもないのだ / 狙った獲物はきみだった / 生臭い息に昏倒しちゃいそう / 実は甘えたがり(尻尾なんて振っちゃってさあ、) / するどい牙は、意外に優しくて / たてがみの手入れしてあげようか / ばいばい、おやすみ、また明日。(君の匂いが忘れられない) //

1130 あいじさま
薄弱な咆哮 / 君の息を殺す / 爪を殺ぐ / 弱虫な彼の牙 / 君の愛を喰らう / 鳴き泣き / ひとりで鳴く / 月を砕く / ほたえわめく / 抱き殺したい / 全てを剥かれる / この腕でお眠り / 黒い塊 / 一匹ぼっち / 心臓を抉る / 薄情な爪痕 / 私の愛しい眼 / 獣と盲目 //

1126 澪亜さま
漆黒の闇に光る満月下 / 消えない痕 / 気づいたときはゲームオーバー / 本能行動 / 君の匂いに誘われて / 消えかけるオートロジー / 孤独を愛した1つの影 / 快感には逆らえない / 切り裂く行為の反響音 //

1126 さきはさま
疼く衝動 / 駆け抜けて、生き抜いて / 咬んでもいいかな / 咆哮により告げるもの / 終焉の先遣り //

1118 歩樽さま
花びらのうみとけだもの / レースの首輪は月の夜にココアに溶けてしまった / 眼がぎらぎらり / 心臓を噛み千切るのがお得意なようですね / それは氷でできた檻だよ / チープな愛情表現が得意なんだ / この舌はきみの涙を舐める為にあるんだ、なんてね / 真っ赤なブローチでマーキング / いとしいけもの //

1118 衒女さま
狼虎 / 人を解さないいきもの / これほど澄んだ瞳は他にはないだろう / 我こそが強き王であるのだ / ああ殺してしまいたい / 餓えているのはどちらかと / まとめて喰い千切って / 幾千の獲物たちを踏み潰す / そうしていれば楽に生きられたのにね / humanitarianism //

1115 めろさま
脆くてさわれないよ怖いんだ / その本能が旋回するまで / ここを開けろとほざくんだろ / 砕けない檻の壊し方 / アンチヒューマニズム / しらばっくれるな怪物が / 嬉々として立ち塞がるうつくしい欲望の正体 / どうかその牙を無下になさるな / 底無し沼な倫理など //

1115 臣人さま
にひき / The first love is the fastest. / わたしを食べてしまうのでしょ / きみの歯痕の熱 / 冷たい頬はさいごに撫でて / お手をさしだせ、モンスター / いつだってなくしものは君とおなじ体温をしている / 卑小な牙 / ぼくたちは爪を尖らせる / 甘い痺れの眩暈に溺れろ / 伏せた瞼のbeast / 逸らす瞳のbeauty / 愛してるって囁くかわりに、きみの知らない言葉で鳴いた / あなたのためならば夜をも喰らう所存だ //

1111 ケイコさま
きっと奴らは私より賢い / あなたは気高く美しい / 涙を隠して牙を剥く / 獣だって泣くんです / 確かに彼は孤高の存在だったけど / あいつが悪いとヒトは言う / 「痛い」と口に出来たなら / 空だって飛べた、海にだって潜り、山の中をも駆け回る。ヒトはそれらを獣と呼んだ / それなら僕は優しい牙にて欺こう / 僕は君を傷つけてしまう / この爪で君を守ることも出来たのに / 暗闇の中で身を潜め息を殺し、彼らは時を待つという。 //

1110 お花さま
微笑みのなかで泣くきみ / ぼくが恐いのなら殺せばいい / ガオー / もし人になれたのなら君の髪に触れたいと想う / まるで海獣ね / 柄にもなく泣く / どれだけの愛をむさぼれば気がすむの / 花は笑う //

1108 渡詩さま
オッドアイの猫を見つける確率 / あなたを喰らいたい / あなたに食べられたい / 自身の内に宿す獣 / オブラートに包まれない剥き出しの欲望 / 遺伝子レベルで呪われたこの躯 / 飼い殺してあげる / 満月がきたら、誰よりも強くなれるのに / 独りぼっちの狼さん / 赤ずきんに慰められるなんて、僕はなんて弱い狼なんだろう / 我が輩は、満月を所望する / 猫が小判でお魚買っちゃった / 愛しい緑の眼の魔物 / 獣の方が、人間より純真なんじゃないかしら / 私の小さな怪物 //

1105 さま
46度の心臓 / 幸油をたたえた毛束の充足 / 迷わせないから確かめろ / 我等、生くもの / 生え揃った真価へ / 瞳の言葉で傍に居て / 呪われるほど開花する / 孤獣に賛歌 / 柔い摂取 / あなたの人間になりたい //

1104 あめやさま
ほおずきをあなたで照らすの / 美味しくない色恋沙汰は宵闇が掬ってくれるわ / おかえり、ダーリン / 今日のディナーはわたしね / 満月のときだけあらわれて? / 愛でたつもりが食べられちゃってた / その鋭い牙をしまって / あなたの愛と交換 / 逃げてもキスはのがさないで / 赤い目をしているきみをおかしたくなるの / うそ、うそよ だけど? / 同性でも食べちゃうのがけだもの / 異性ならがまんできるのがけもの / さあ、食べてご覧なさいよ / 毛皮の彼は今日もわたしを守ってる / カーテンが揺らめく。少女は薄い唇をひらいた。小さく奏でるそれは、だれからもアイされている証拠 / 爪痕は舐めて消して / キスをせがむモンスター / アイを知らぬモンスター / 泣かないで、ぼくが救ってあげる / いま けだものもだけまい / ぼくはきみのための月をみる / 耳がはえたら確認してね / モンスター禁断の果実を成す / はんぶんこの本能 / 目覚めると独りないてる / 忘れちゃってもかまうもんか / 歯軋りの噛み合わない犬歯 / なにものにもみれない / 繋いだ手は噛みちぎられた / 牙のないモンスター / ぼくをまもって / ぼくをころして / あいたい / 愛痛い / ここで待ってるから / 嘘は駄目よ / きみに言ってるの / ずっと、待ってるから //

1104 11番目の月さま
物悲しそうな唇の端っこで君のホントを聞いた気がしたけど解読不明な暗号みたいな叫び声が背中を向けてしまうんだ、それでも君の寂しいだけは簡単に分かってしまうよ…そらみっけ //

1104 多西さま
一人道行く / 扉を開いてはくれない / その光を追う / 我に我なし / そ知らぬふりしてほくそ笑む / 見えない影を思う / おいしい牙 / この恋のかたちをお前はわたしの腕の中で受け入れている //

1104 ともしさま
瞬く悠久 / 月明かりの青白い象牙に、尚はなやかな花冠を。 / 咆哮の原因は多々あれど招く結果は一つだけ / キューティクルまで愛してよ / こころの獣 / 高貴と傲慢の違いについて / 食べてもいいのよ / 甘噛みの限度 / ??因果?? / 元来、合理的であるはずの / 檻の中で燻っている //

1104 もこさま
しっぽのシュシュ / 愛をあげなくてごめんね / 言葉はわからないけど、気持ちは通じているよ / 猫になって君に会いにいく / ありがとう、だいすきだよ、ばいばい //

1101 ラストさま
ロータス・イーターズ / 血は争えぬ / あなたまでの道すがら / ご自分しか好まぬくせに / ファミリア / 獣は言った“寂しくて寂しくてしょうがない” //

1031 さま
枯渇する感情 / 氾濫する激情 / 鮫肌の虚無 / どうか僕を見てくれるな / 雪解けを待つ / 臆病者 / 相違と情景 / 慟哭する夜明けならば //

1030 さま
『きみとぼくのつよがり』 / The Beast in Midnight / きみはぼくのbeautyだったよ / あなたみたいなけものだったらばわたしを、(あなたは愛してくれたかしら) / せめてこの恋に意味があったなら夢のようだった / 幸福の最果てはぼくらにだけやさしい / ゆめをみることをわすれたきみたちへ / 世界で一番きみを愛する人になるよ、今までの寂しい孤独な夜も、ぼくがキスで塗り替えてあげるよ、だからねえ、どうか(ぼくを選んでともに生きてはくれませんか?) / 健気じゃなくて何なの?今までの百万年を、不器用と言い替えて愛じゃなくして、なんできみはそんなに泣きそうなんだ / こころを抱き締めたかったの / もうわたしを殺さないでね / そのやさしいことばで痛めつけないでね / ちゃんと厳しく大切にしてね / 夜を纏ったつよがりなきみに恋をしたんだ //

1024 りいふさま
その爪で裂いた喉はきっときれいなんだろうね / ブラックボックスに眠る一匹 / 咆哮が聞こえたら / 泣くな鳴くな啼くな / ある日の毛並みについて / 夜を待てない / どうして逃げるの / この腕じゃああなたを抱きしめれない / 生まれる種類を間違えた / おいしくたべてくれればそれでいいから / 今日もうまく狩れました / ひとだった頃をなつかしいとおもうのはなぜだったのだろう / 吼えたいお年頃 / 背を向けるばかりで / 通りなれた獣道 / くだけた白をしゃぶれ / 山のかみさまこんにちは / やあだ獣くさい / もう一度だけ求愛 / サテライトマーキング //

1021 ひねもすさま
いつもみたいにおなかがすきましたねって言ってみて / エゴイズム進化論 / どうやったって捕食と被食の関係にしかなれない / 地上で一番かわいそうな生き物と呼んでくれ / 孤高はぼくの隣で眠る / たぶん何もかもを獲物として見ていた目 / 三角形の頂点で泣いている / 胃袋で包むのは優しさじゃあないんです / 葬るための手 / 獰猛そうな色の舌だった / あなたの一部に変わるわたしをたまに思い出してほしい //

1021 ねこた。さま
美しき気高き獣王/実は立てるんです / 実は足が速いんです
眠りに目覚めた白虎 / 毒爪 / 狙われたら逃げれません。 / 龍から生まれた王者 / グリフィン / 黒豹一族 / 血肉を喰らう/獣と言うものは非常に儚い存在である。 / 血に濡れた牙 / 四枚の虹色の翼を持った鳥獣 / 眠れぬ悪夢を狩る / 鳥籠の中は猫 //

1021 九重篠さま
お前はそのまま朽ちていくだろう / そのまましゃぶり尽くせ / 貴方を食らおう / 百獣は愛することを知らない / 狼しか知らない少女は哀れだった / 幾千もの嘘を吐いた狼は誰にも看取られずに死にました / 獣道に咲く花の美しきこと / その体毛と牙と瞳は美しかった / 人間に狩られた獣の末路 / 彼らを哀惜しよう / 鳴き声の清らかさ / その美しさを人間は潰す / 貴婦人を彩った哀れな獣 / 私は人間になりたかった / 私は獣になれなかった / そのまま朽ち果てましょう / その鋭い爪で全てを切り裂いて / 人間狩り、猛獣狩り //

1020 ヨズ(主催)
弱さとやさしさの意義 / 牙はとっくに折れてる / 檻の森 / 花冠のライオン / 未知に触れる / こころを喰われた獣 //

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