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やだやだ汚い、ごめんなさい、もう見ないで嫌いにならないで、もうしませんから。
悪い事をして叱られた子供のように謝るが、虎徹は予想外の返事をしてきた。


「いや、やばいわ、これ…クる。」

「え?」

うん、駄目だ。悪い。何かを納得したような、やたら落ち着いた声色に、首を傾げた瞬間、体内で萎えていたはずの陰茎が、グゥゥとまた大きくなり突き上げてきたのだ。

「!?や、何で!?あぁ…!」

「これは駄目だろっ!優しくできねーからな!」

まだシミがない場所にボスンと下ろされると、正常位の情態で再び律動される。
何で大きくしているんですかと訊きたいのに、放尿しながらの突き上げがおかしくなるくらい気持ちよくて、まともな言葉が発せられなかった。

辛うじて嫌われていないと気付いたが、もうそこで意識は薄れていき、バーナビーの視界は真っ白になっていった。



***



朝目覚めると、そこは寝室ではなくリビングのソファの上だった。

[…嗚呼、最悪…]

起きた瞬間、その感想が頭いっぱいに広がる。
昨夜は別に飲んでいたわけではない。素面でセックスした。
だからいくら快楽に没頭し、思考がふにゃふにゃだったろうが、ちゃんと覚えているわけで…

[死にたい…]

この年になってお漏らしをした自分もしっかり覚えている。ベッドの上で、対面座位の状態で、虎徹にばっちり見られながら…

[ああそうか、だから今此処に…]

そこで起きぬけの働かない頭が漸く動き出した。
あんな場所で粗相をしたのだ。そりゃベッドは使えない。だから自分をソファまで運んでくれたのだろう。
では今虎徹は?彼は何処に居るのか…

起き上がろうとしたら、脚に何かがぶつかった。見ると、毛布を被って床で寝ている彼の姿が…

「これは…」

逃げるなら今しかない。あんな醜態を見られた後に彼の顔なんて見れる訳が無い。
バーナビーは財布と携帯、上着を持ってマンションから飛び出した……が、アニエスから呼び出されて、数分後には虎徹と顔を合わせるのであった。




「バニー、俺別に気にしてねーし、あれはあれで楽しめたからさ、気にすんな?な?」

「嫌です。もう死にたいです。最悪だ。別れて下さい。」

「極端だなオイ!!」






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