. あんず と ジュリオ





「ジュリオ…実はアタシ生き別れた貴方の姉さんなの…」
「なんだって!?でも君男じゃ…」
「いいえ、今までは周りに嘘をついていただけなの…この美貌で女だって知れたら、男たちが野獣のようにアタシに襲いかかってきちゃうから…」
「あんず姉さん…確かに男にしては美しすぎる…やはり、そうだったのか…」
「でも、ジュリオにだったらもう構わない。ねえジュリオ、姉さんのココ、触って見て」
「た、確かに胸がある…!」
「ふふ、でしょう?」
「あ…ああ、姉さん、いけない…!僕らは血の繋がったきょうだいじゃないか!」
「そんなもの…関係ないわ。」
「でも…」
「抱いて!ジュリオ!」
「あんず、姉さん…!」

「……君たち何やってるの」
「「生き別れた双子がいつしか愛の沼に落ちていく昼ドラごっこ」」
「ツッコミ忘れてたけど、男にしては美しすぎるって君たち同じ顔だよね」
「そこはご愛嬌だよ。」
「ていうか、君たち絶対仲良しだよね」
「「仲良くない」」



20170201

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