練習終了後、ロッカールームで着替えていて突然だった
「…ひっく」
「椿どうした?」
いきなりのことに心配に思ったのか隣にいたザキさんが俺の顔をのぞいてきた
「いや…なんか…ひっく…しゃっくりが…ひっく…でちゃって」
「まじで?椿!茄子の色は?」
楽しそうに世良さんが駆け寄ってきた。
「え?むらさき…ですか?」
いきなりの質問によく意味がわからなかったがとりあえず答えた
「そう!治った?」
「へ?…ひっく」
「あっれ―確か茄子の色きくといいってきいたんだけどな―」
わかったのは迷信だったってことでした。今度はにやにやしながらガミさんがやってきた。
「あれは?あれは?息止めるといいって」
「息ですか?」
言われるがままに鼻もつまんで息をとめる
「……………ぶふぉ…げっほ…げほ」
とめてるときにしゃっくりがでたお陰で苦しさが倍増した
「あれ?ごめんね椿」
「あ…いえ…すみません…ひっく」
「……わっ」
「うわあ!!!」
丹波さんが後ろから驚かしてきた
「どう?どう?」
なんだか楽しんでる気がする
「ひっく…」
やっぱり治らない
「す…すみません…でもほっとけば…ひっく治ると…ひっく思…ひっくいますし、このま…ひっくまで大丈夫っす…ひっく…」
「つばき」
ザキさんに呼ばれ振り返る。
目の前にザキさんの顔があった
「ああああ―!!おま…お前椿になにやってんだよおおお!!!」
ガミさんや世良さんがザキさんに怒鳴ってる、俺は…放心状態。
「大丈夫っすよ、本当にはしてないから、ショック治療みたいなもんです…ほら、しゃっくりとまったみたいですし、じゃあおつかれっす」
そう言うとザキさんはロッカールームのドアをあけて帰っていった
「ふざけるなキザザキ―!」
「椿を汚すな―!」
なんて皆が言ってるけど自分自身はいっぱいいっぱいだった。

熱くなる顔をおさえながら本当にキスをしたことは秘密にしようと誓った。











キザザキいいよキザザキ
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