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リジー
元死神・現幽霊。
禁忌とされていた死神の母と幽霊の父の間に産まれた。父は生まれる前に行方をくらましており、母はこのことを隠そうとしたが、死神は人の寿命を見る銀色の右目と人の心を見る紫の右目をもち生まれるはずが、リジーの右目は幽霊の証である赤色だったためバレてしまい、殺された。身寄りもなく、禁忌の子ということもあり、死神の世界だとどこにいってもいじめられていた。そしていよいよ消滅しかけたときに死神長の息子であるイディアスに助けられる。初めて自分にやさしくしてくれる人に困惑したが、それでも毎日リジーの元に通いご飯や服を与え、勉強を教えてくれるイディアスに少しずつ心を開き、親友になる。イディアスに認められてからは周りも冷たくするものも減った。そして死神としての才能が開花、優秀な死神として一目おかれる。
だが、しばらくたったある日、イディアスの裏切りにより殺される。死神は死ねば消滅するはずが、半分の幽霊の血により、幽霊としてゴーストタウンに招かれた。ぼろぼろのリジーを町長が手当をし助けるが、最初はイディアスのように裏切るのではと疑心暗鬼になり誰も信じなかった。だが、町長の人柄を知るうちに絶対に裏切らないと確信。次第に彼に心酔する。
のちに町長から図書館を与えられ、そこの館長に就任。そして図書館に出入りしていたレイルと仲良くなる。
レイルや町長と接するうちにほがらかというか変態的な今の性格となった。
死神の銀色の左目は隠しているが、それでもわかる美形。だが町長以外に本当興味がないのでモテない。




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