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ルッティ
魔女。
魔力が全くない魔女。魔力で地位が決まる魔女の一族のため幼いころから一族に迫害されてきた。両親もそのことからあまり優しくはしてくれなかったが、兄・レイルだけは愛してくれたため、お兄ちゃん子として育つ。兄が極端にやさしくしてくれたため、天真爛漫な明るい性格に育つが、善と悪の区別がつかない・好奇心が抑えられないなど問題があった。
しかし、幼いころに実験・研究の才能が開花、発明家としてのルッティを両親が溺愛したため、その点が直らなかった。そしてついに一族からの迫害に耐えかねた両親がルッティの発明の一部になることを懇願、悪いことと思わなかったルッティは両親を殺害、実験に使う。レイルはこのことが受け入れられなくて記憶封じの魔法を発動したため、両親を自分が殺したことは覚えていない。
 記憶が封じられていることもあってか、人間の年齢だと17くらいの今でも割と子供っぽい性格をしており、善と悪の区別は今でもつかないことがある。そのため無邪気で残酷な一面があるが、リジーやジャックなど周りの者に怒られることも多いので何とかなっている。唯一の肉親となったレイルのことは何よりも大事に思っている。レイル以外に愛されたことがないので、恋愛に関しては鈍感。キリヤの気持ちには一切気付いていない。




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