旅立ち






出発は今夜だと言う玉艶様の言葉に俺はあの後自室にて急いで身支度をしていた為に結局出発の時まで白龍に会うことはなかった。まあ、暫く煌を離れると言えば泣かれたりして離れ難く成りかねないからこういう別れ方も俺達的にはアリなのかもしれない。まあ、永遠の別れと言うわけでも無いのだから気にしない事にしよう。

そういえば、婚姻の為に一昨日バルバットへ渡った紅玉は元気だろうか。

そして出発前に皇帝陛下の元を訪れてシンドリア国王であるシンドバッド王に渡す手紙を授かり、今俺は港にいる。
さて、次に会うのは何時になるかなぁ。次に会うときは白龍どんな奴になってんだろうなぁと未来に胸を膨らませ、俺は船に乗り込んだ。








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