うちの学校はそんなに校則に厳しくない。
スカートのしたのジャージOK、男子はカラーシャツOK、学ランの中のTシャツOK、スカート丈はパンツが見えなきゃOK。
こんだけ緩けりゃ不定期服装チェックなんていらないと思うのだが、まあ形だけでもとか適当なことを松平先生が言ったので、風紀委員事態も適当にやっている。あの土方くんでさえ気だるそうだ。
この銀魂高校でも珍しく普通の部類に入る私には、そんな服装チェックに引っ掛かることなどまずない。
はずなんですけど。
なんのつもりなんだ。
校門をさっさか越えてしまおうと思えば何故か沖田くんに呼び止められ、服装について注意をさせられる。
何処からかメジャーをとりだして、膝からのスカート丈を計ったかと思えば突然脇の下にメジャーを巻き込んで
「84。中途半端で微妙ですねィ」
となんとも最低なことをいいやがった。
だれだ沖田くんマジかっこいい惚れるとか言ったやつ。
「沖田くんわたし校則違反してませんけど。」
「いやあスカートが長いでさァ。せめて膝上30。」
「パンツ見えます。それこそ校則違反だっつの。」
「あ、あと下着は黒のレースで。水玉とかガキじゃねえかィ」
「え、なんで沖田くんわたしの下着知ってんですか見ましたか。」
「あとは制服をシースルーに…」
「それただのド変態だよ沖田くん。」
「あれ、名字さんてド変態じゃなかったんですかィ?俺ァぴったりだと思ったんですがねィ。ド変態の名字さんに。」
「違いますよなんですかそれわたしド変態前提じゃないですか。」
「とりあえずセーラー服脱いでくだせェ」
「意味分かんないよ沖田くん。」