この先、にょたりあ、百合、百合エロございます。
上記のものにひとつでも嫌悪するものがございましたらブラウザバックをお勧めいたします。
大丈夫な方はどうぞ
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「…うん、うん、ごめんね、うん。じゃあ…。」
ピ、と音をたてて通話は切れて、わたしの白い携帯電話はベッドにダイヴ。
私も同じように背中から落ちた。
「あー…っ」
電話の相手はリヒテンくん。
優しく奥ゆかしい少年、わたしの想い人。
でも彼には命の恩人の姉がいて、すごく美人で、強くて、私みたいな国と大違い
。
私がデートに誘っても、姉様に誘われてまして、って…私脈ナシじゃない。
日本ちゃんみたいにお淑やかならよかった?イギリスさんみたいな淑女?それともイタリアちゃんみたいにかわいい子?ドイツちゃんみたいに胸の大きい子?
そんなことを考えて、やめた。
ネガティブなのは私にあわない。
しばらく秒針の音を聞いていると、インターホンが鳴った。
出る気も起きず、居留守を決め込もうとしたが、相手は、アメリカちゃんとイギリスさんだった。
仕方なしにベッドから降りて玄関をあけた。
明るくかわいいアメリカちゃん、淑女で賢いイギリスさん。
「わぁっ!どうしたのよ名前!そんな暗い顔しちゃって!」
「アメリカ!だからあなたは空気を読まないとか言われるのよ。大丈夫?名前。」
私の顔はそんなにひどいのか、まあ…うん。
とりあえず彼女らを家にあげて、鍵をしめる。
用を尋ねると、二人そろって「暇だから」と帰ってきた。
私はどうやら暇潰しに付き合わされるらしい。
「に、してもどうしたのよそのカッコ!オシャレしちゃって!」
「似合ってるわよ」
「あ、ありがと…。」
ヒラヒラレースの可愛いワンピース。
今日はもともとリヒテンくんとのデートの日なんだもん。
……それを思い出すと気分落ちちゃうな…。
折角アメリカちゃんとイギリスさんみたいな大国が来てくれたのに。
「何ため息はいてるのよ」
「あ、ご、ごめん…」
あー私暗いな…。
「大丈夫よ!ほんと可愛いわ!
こんな格好で外に出したくないくらい…ね?」
「…え」
あれ、なんか…あの…。
お二人さん?目が…目が…
「名前ってまだ処女よね?」
「そうでしょ、リヒテンシュタイン以外の男と一緒に居るの見ないもの。」
「…いや、そうですけど…え、ちょ、なんでわたし…ベッドに…」
ぼすん、とアメリカちゃんに肩をおされてベッドに沈む。
天井と、イギリスさんとアメリカちゃんと…。
「なんか名前見てたらむらむらしてきたわ!」
「淑女としてその発言はどうかと思うけど」
「でもイギリスもでしょう?」
「否定はしないわ。」
「いや、あの、どいて…」
「「それは遠慮するわ」」
するり、とイギリスさんの細くて白い腕が私の背中にもぐりこむ。
ひんやりと冷たいその感覚に声をもらしてしまうのだ。
「ひんっぁ…ッ」
「HAHAHA!名前の声はかわいいのね!イギリス!もっとよ!」
「はぁ、そういうのを直したほうがいいわ、アメリカ」
アメリカちゃんの手がワンピースをめくりあげる。
その手を制しようとするがイギリスさんに指を絡められた。
「あら、名前ってばかわいー下着!あたしのウチに輸出してよ!」
「えっ…んぁ、や…」
「ええーいいじゃない!ね?」
いい、とつぶやくとアメリカちゃんは私の足に乗っかって、貧相な胸をぺろりと舐め上げた。
「やんっ」
「イイ声だすのねぇ」
「アメリカ、あんたね…独り占めは、だめよ」
はぁ、と耳元で息を吐き出したイギリスさんにぴくりと反応すると、舌を耳に絡められた。
気が付いたら胸をいじっているアメリカちゃんと、後ろから抱締めてお腹あたりをなぞっているイギリスさんの手によって私の理性は崩れかけていた。
アメリカちゃんが私の胸の飾りに吸いついて、私はそこで、堕ちた。
「あんっや、あめ…りか…ちゃ…」
「かわいいわ、名前!ほんと…なんで男に生まれなかったのかしらね」
「ら、め…っそこ…は、」
アメリカちゃんに下着越しに秘部を摩られてどうしようもない声がでる。
イギリスさんに絡められていた手は自由になったが、声を出さないように口を押さえるのに必死で何も出来ない。
もっとも、声も抑えられていないのだけど…。
「名前ってばもう濡れてる…感じてたのね、イギリスに?それとも、あたしに?」
「ねぇ、どっちなの?」
答える気もなかったが、後ろにいたイギリスさんに唇をふさがれた。
桜のような薄い桃色の唇から伸びる赤い舌が私の舌を絡める。
「ぁひッ…!?」
そんな最中にアメリカちゃんが下着をずらして直接秘部を触るものだから、イギリスさんの舌を噛んでしまった。
其処からは私の液体が流れている。
「もう、噛んじゃイヤよ、名前。」
「名前ってば…こんな感じちゃって…」
「ひっ、ぁ…」
「ほんと、名前って飽きないわね。」
淑女とヒロインの悪戯