この世界で生きていくに置いてまず一番最初に改変しなければいけないのは、その格好だと思う。
陣羽織に甲冑で外を歩いた日には通報もしくはニュースになるだろう。流石にそれだけは避けたい。
しかし、私は女の1人暮らしの為男性用の衣服や下着を一切持っていない。
だから買いにいくことはきまっている、っていうか三成さん用の食器とかも買わなくちゃなぁ…。
しっかりとした収入があるにもかかわらずお母さんが毎月送ってくれる仕送りのお陰でお金に困ることはなさそうだけど…。
まず買いに行くって言っても三成さんの好みもあるから連れて行ったほうがいい。
けど連れて行くための洋服が…。

「三成さんって…ウエストとかどのくらいですか。」
「うえすと?なんだそれは」

そういえばこの人戦国時代の人だった!!
そんな横文字なんて通じるはずがないか…。

とりあえず、私は部屋の中から片っ端に自分で着るには大きい服を集めてきた。
友人から貰い受けた服とかお母さんからのお下がりとか。
できるだけ男の人が着られるものを。


「よし、コレだけあればひとつくらい…」
「こんなに布を集めてどうする」
「布っていうか…えーと、これは洋服って言って現代の着物的なものだよ」
「貴様が着ているそれもか」
「そーそー。」


そんなわけで三成さんの洋服選びを開始した。
















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