「うわ、すご」

そこに宛がわれた微動し続けるモノを指先でつまみ、既に蜜が溢れきっているそこから離すと、それを惜しむように粘性のある糸が伝い、ぷつりと切れた。
深いキスした後の唾液みたいだな、まぁこれも…下の口って言うし、キスみたいなもんか?
我ながらバカらしいことを考えていると、手嶋はなまえの太腿の間に顔を埋めたまま笑う。
微かに触れた手嶋の吐息がそこに当たったせいか、なまえの唇から喘ぎには至らないような吐息が漏れた。

「我慢できない…ってかんじだな」
「そ、そんなこと」
「そうか?」
「っ…!」

人差し指と中指でそこを撫でただけで、面白いくらいに身体を跳ねさせてみせる。
さっきまでオモチャに遊ばれてたのはそっちだってのに、もうお前がオモチャみたいになってるな。唇を寄せ耳元で囁くと、なまえがきつく目を瞑り、ぽろりと雫が頬を伝い零れ、耳にまで流れた。

「入れるぞ?」
「ん、まって、あ、あう、う…んっ…」
「めちゃくちゃすんなり入ったな」

初めてのときは何十分もかけて入れたとは思えぬほど、そこは何の抵抗もなく手嶋を受け入れる。
かと思えば入った途端にきゅうとそれを確かめるように締め付け、動かさずとも締まるそこへの刺激に手嶋は口角をあげ、額に汗を滲ませた。

「やっばいな…なぁなまえ、見るか?」
「んん、ひぃ、っく…ふ、」
「って、聞いてないな。いい眺めなのに。撮りたいくらいだよ」
「じゅん、じゅんたっ…う、あっ…」
「ケータイどこだっけ…あ、あった」

中に入ったまま、手嶋はなまえの身体の隣に落ちたケータイ電話に手を伸ばす。
それによりより奥に挿入され、なまえはひときわ高い声をあげるが、手嶋はそれを全く気にしないとでも言う風に、携帯電話の操作を始めた。
なまえのことを見ていないというのに、快楽を受け流し喘ぎ声が収まり息を整えようとすると、手嶋は太腿を掴んでなまえの腰を揺らす。
その度にまた新たな快楽がなまえを襲い、結果的に息吐く暇もなく喘がされるばかりだった。

「録画…できてるよな?よし」
「え、じゅんた、なに…っああっ」
「ほら、ちゃんと喘げよ。撮ってんだから」
「撮っ、てるっ…て、ぇ、…なにっ!」
「ビデオだよ、ビーデーオ、録画」
「や、やめ、」
「ん?足りない?」
「ちが、あああああっ」

時間の表示された録画のフレームの中に収まるなまえの痴態に、なまえの中の手嶋がまた大きくなり、それによりなまえの声も大きくなる。
いやいやと身を捩る度に締め付けているということに気がつかないのか、涙と汗でぐちょぐちょになった顔でこちらを見る姿に、手嶋は煽られていた。

「っこれ…さぁ、青八木に送ったら…どうなるかな」
「ヒッ、じゅ、じゅんたっ…そ、それはァあっ!」
「ジョーダンだよジョーダン、そんなことするわけないだろ?」

カワイイ彼女のこんな一番カワイイところを、誰に見せられるというのだろう。
だけど今ちょっと感じたよな、もしかして見られる素質あるんじゃないか?
そう思いながら、己の限界を感じ、腰の揺さぶりを強くすると、カメラの中に納まった映像が振動により大きく乱れる。
後から見たそれはブレブレで、とてもじゃないが何をしているかわかったものではなかったが、「リベンジしてみる価値はあるよな」と、意識を失ったなまえの隣で手嶋は一人呟いた。






ツイッターリクエストその1



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