「なあ、どうしたんだ?さっきから」
「っ…!」

やばい、って顔してオレの目を見たなまえがカワイイ。
きっとムラムラして、疼いてたまんねーんだろうなって思うとなおさら。
なまえは恥ずかしがり屋だから、普段オレにどうしてほしいとか全然言わない。セックスのときもやだやだやめてばっかりで、それもかわいいんだけど、オレはもっとなまえのかわいいとこが見たいんだ。
だからこっそり、ネットで買った媚薬ってやつ?を使ってみた。もちろん怪しい薬をなまえに飲ませる訳にはいかないから、自分で試したぜ?効果はまあ、オレのお墨付きだ、とだけ。
膝を擦り合わせて、太ももにおいた手を落ち着かないようにもぞもぞと動かしている。
普段はオレから触ってくるのに、今日に限ってなんでって思ってんだろうな。
動くたび服が肌にこすれるだけで気持ち良くなってんのか、無意識に身体を揺らしてる。
とっととオレに気持ち良くして、って言っちゃえばいいのに、なまえはオレをチラチラ伺うもののそれは「ばれてないか」なんて目で、強請る様子は全くない。
向こうから言ってきてくれりゃ、なんて思ったけど、しょうがないか。
読んでた雑誌を置いてなまえの手の甲に指を滑らせると、面白いくらい肩が跳ねた。
これだけでも気持ち良くて仕方がないんじゃないか?耳とか頬とかを指の腹で撫でるだけで息が荒くなっちまってるなまえを見てたらこっちまで興奮してきて、たまんなくなってきた。
胸を触った時の反応も普段と全然違っていて、いつもは声を抑えるのに必死なのにその余裕もないのか、吐息混じりの喘ぎ声を漏らしながら与えられた快楽から逃げるのに必死になっている。
手を止めるともどかしそうにオレを見上げ、オレの手を取るとそれを自らスカートの中に潜り込ませた。
ここまでされても、まだ触ってやらない。
懇願するように名前を呼ばれて、ぶっちゃけもう突っ込む準備はできてるけど、まだダメだ。

「っ、はやと…」
「ん?どうした?」
「…さわっ、て」

お望みとあらば。下着はもう意味を成さないくらいに濡れていてすぐに脱がせ片足に引っ掛けたまま、そこを割り開いた。
薬ってすげえなあ、ちょっとしか触ってないのにこんな風になっちゃって。
それとも焦らしたからか?ずっと一人で我慢してたもんな、なまえ。
指で入口をちょっと触っただけなのにびくびくと震えて、これだけでイっちまうんじゃねえかって、それくらい気持ち良さそうななまえの中に指を入れると、どんどんとろとろした液体が溢れてくる。
めちゃくちゃエロいな。はやく、と手を伸ばしてくるなまえをこれ以上いじめるのもかわいそうだし、なによりオレの息子がもう無理だって言ってるし、すぐにゴムをつけてぶち込んだ。はぁ、気持ちいい。
いやいや言わないなまえは隣に聞こえるんじゃねえかってくらい派手に喘いで、オレの首に腕を回す。
キスして、舌を絡めて、上の口にも下の口にもオレが入ってんな、とかバカっぽいことを考えた。
震えた身体を強く抱くようにして、オレも出した。ぐったりした体のなまえはいつもより汗や涙やそれ以外の体液でぐしゃぐしゃになっている。
気持ちよかったか?耳元で囁くと舌ったらずな返事が返ってきて、第二ラウンドを考えた。



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