「…?ゆうきチャン」
「なに?荒北」
「スカート、ちょっと短くネェ?パンツみえそー」
「えーそうかなー、友達がもうちょっとつめたら?っていうからしてみたんだけど。ていうか中に履いてるし」ぺらん
「ッ…バッカお前バカ!本当にバカ!!何やってンの?!」
「いやだから、ガードしてるよっていう…」
「そういうのはめくっちゃダメだろうが!万が一の保険だろ?!」
「ご、ごめんそんなに怒るとは思わなかった」
「アー…お前みたいなのが姉ちゃんだと泉田も大変だろうナァ」
「そんなことないよ塔一郎はお姉ちゃん大好きだもんずっと一緒にいたいって言ってくれるもーん」
「そういう意味じゃ…まぁいいか」
*
「あ、塔一郎ユキくん!珍しいねーもう帰るの?」
「あ、ゆうきサン久しぶり」
「ひさしぶりー」
「今日は三年のミーティングだけなので、一二年生は帰らされたんです」
「珍しー、そんなことあるんだ」
「だからこれから帰って塔一郎と自主練で」
「なるほどー精が出るね」
「…ところで姉さん、今日スカートいつもと違いませんか?」
「え、なんでわかるの?」
「朝よりも短い気がして」
「うん。友達につめてもらったの。どう?」
「オレ的には悪くないけど、ゆうきサンはやっぱもうちょっと長い方か似合うな」
「そうだね。ボクも長い方がいいです」
「えー、なんかこれ不評だね。友達はかわいいって言ってくれたんだけど、荒北も微妙みたいなこと言ってて」
「荒北さん?」
「そう。あと見えそーって。中履いてるよって見せたら怒られたし」
「ブッ」
「み、見せた?!ちょ、ちょっと待ってください姉さん、見せたってなにを」
「いやだからこうスカートめくって中履いてるから見えても平気だよーって」ぺらん
「うおっ」
「あああぁあぁ姉さん!!」
「ご、ごめん」
「ユキ見てないよね?」
「見てない見てない見てねえよ」
「それ荒北さんにしたんですか」
「した」
「…はぁ」
「荒北にもやめろって怒鳴られたんだけと、私そんな足太いかな」
「多分そういうことじゃないけど…ゆうきサンすげーな…こりゃ塔一郎大変だな」
「ユキくんそれどういう意味」
「そのままの意味」
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