乖離の作用
□ 乖離の研究からのお便りを送ろう
「はい」
音素の乖離からの提出書類をまとめていた時の話になる。
「まだですかね、書類の山は」
「さあ」
淡々と過ぎていく時間に愛想が尽きてきたよ。
「そうですねえ」
乖離の研究は進んだ通りに不可抗力が入っていたみたいでどこかの施設に近いようだった。
その作用が効くならそれは一応動く事は療法にはなるそうだ。
「そういえば」
「なんでしょう」
「研究の成果は出ましたかね」
「それは彼等次第では?」
「それもそうですね」
まだまとめている途中だろうか、書き続けているのは任されただけだと思うけれど。
よくやるなあ、と思う。
「やることありますかね?」
「ないですかね」
よくやるなあ。みんな、まだかなあ。
「うるさいなあ」
「お会いしてしまった。」
「なにかなあこれら」
「俺ら3歳?」
「まだかなあ」
「バテないようにな。任せた後になる!」
「頑張るしかないな」
「よし、またね。」
どこまでやるのかね、あいつは。